今回はロイヤル・オペラ・ハウス(Royal Opera House)のお土産についてのお話しです。
せっかくバレエの聖地とも言えるロイヤル・オペラ・ハウスに来たのだから、知り合いのためだけでなく自分のためにも、お土産は買って帰りたいですよね!
お土産は、人を喜ばすためのものだけでなく
そこに行ったという証し
でもありますし。
ただロイヤル・オペラ・ハウスのお土産ショップはちょっと奥まったところにあり、人によっては見過ごしてしまうこともあるので、今回は場所の確認も含めてお土産を紹介していきたいと思います。
お土産ショップは、ポール・ハムリン・ホールのちょっと奥まった場所にある
ロイヤル・オペラ・ハウスのお土産ショップは、ロイヤル・オペラ・ハウス内ではなく、ロイヤル・オペラ・ハウスの付属施設であるお隣のポール・ハムリン・ホールにあります。
なので、上の写真の左側の建物から入りましょう。
中に入ると広いカフェやクロークも備えているロビーがありますので、左斜め奥のほうに向かいましょう。
受付カウンターを通り過ぎていく感じですね。
すると上の写真のように、たくさんのグッズが売られている光景が出てきますよ!
実はさらに奥にも出入り口があるので、そこからも出入りできるのですが、けっこう気づきにくい所なので、正門から入って左奥に行くことを意識するといいでしょう。
どんなお土産がある??
すべての写真を撮ったわけでないですが、簡単にお土産を紹介していきましょう。
雑貨
まず定番の雑貨系ですね。
キーホルダーやレターグッズはロイヤル・オペラ・ハウスのロゴがしっかり入った状態で置かれていました。
こういうのを携帯したり使用してもらうだけで、ロイヤル・オペラ・ハウス側としては大きな宣伝となりますよね。
この時はクリスマスシーズンで、『くるみ割り人形』の公演が真っ最中だったこともあり、「くるみグッズ」もたくさん置かれていました。
また日本と同じで、どこかかわいらしい物=女性・女の子向けが、ここイギリスでも多かった気がします。
今回の旅行ではバレエのオープンクラスを2箇所受けたのですが、男性の受講者はやはり圧倒的に少なく、イギリスでもやはり男性・男子にはバレエはまだまだマイナーなジャンルであるような気がしました。
まあ、やはり需要がなくては成り立たないので、供給する側もより買ってくれそうなグッズ(女子・女性向け)を多く取りそろえるのは当然ですよね。
レインボーフラッグ(LGBTQ+)
そんなグッズの中にも日本ではあまり見られなかったものがあり、それがレインボーフラッグをデザインした品物ですね。
レインボーフラッグとはLGBTQ+のシンボルで、ロイヤル・オペラ・ハウスが性の多様性を推進しているとわかります。
ロイヤル・バレエ団の歴史においても、フレデリック・アシュトンやルドルフ・ヌレエフがゲイを公言していたことは有名ですし、他にもダンサーや振付家や衣装デザイナーでも数多く存在してきました。
ロイヤル・オペラ・ハウスが定期的に開催している内部ツアーでも「Pride of the ROH」というものがあって、LGBTQ+の認識を高める活動をしたりしています。
ロンドンでは他の劇場やサッカースタジアムでも、ちらほらとレインボーフラッグを見かけましたが、ロイヤル・オペラ・ハウスでも性的マイノリティーへの支援や啓蒙をしている感じでした。
シャツ・レッスンウェア
こちらもロイヤル・オペラ・ハウスのロゴ入りのシャツやレッスンウェアが置かれていました。
レッスンウェアを買って、帰国後にバレエレッスンにのぞむなんていいですね。
ただ男性として寂しかったのは、ここでも種類は女性・女子向けが多かったです。
まあ、レッスン着はそれほど男女差はないと思いますが、完全にUNISEXで統一するような雰囲気はないような気がしました。
いずれにしても、取りそろえている商品はおしゃれ感満載で、レッスンのモチベーションが爆上がりするような素敵もものばかりでしたよ!
ジン
ちょっとビックリだったのが、アルコールが売られていたことです。
ばっちりとロイヤル・オペラ・ハウスのロゴが入ったジンですね。
かわいらしい小物が陳列しているところにあり、なんだか場違いな印象もありました。
値段は38ユーロ(約6,000円)とあり、ちょっと高めの設定なので買う人がはたしているのだろうかと思いました。
パリ・オペラ座では、屋上で養蜂しているハチミツが有名ですが、ロイヤル・オペラ・ハウスはジンで売り出そうとしているのですかね。
まあ、何やら伝統的なアルコール商品らしいですが、お酒が好きな人にはいいかもしれません。
書籍
バレエの書籍もたくさん売られてましたが、個人的にちょっと目を引いたのが、これですね。
日本でも翻訳されたものが出版されていて『バレエ大図鑑』という題名で売られています。
その元の本があったので、思わず手に取って立ち読みしてしまいました。
監修が元ロイヤル・バレエ団のヴィヴィアナ・デュランテがつとめていて、バレエ史を豊富な写真とともに俯瞰できる内容となっています。
まだ見たことない人はアマゾンでも売られていますので、興味があれば見てほしい一冊です。
『バレエ大図鑑』大型本 – 2019/11/18
ヴィヴィアナ・デュランテ (監修), 森菜穂美 (監修)
DVD
DVDもけっこう陳列されていました。
もちろんロイヤル・オペラ・ハウスによる公演のものですね。
自分はほとんどの商品を通販ですでに購入しているので、あまり陳列棚を吟味しませんでしたが、もし購入する予定の方はイギリスのDVDを買う時は注意が必要です。
DVDを買って帰っても日本ではパソコンでしか基本的に見ることができません。
いわゆるリージョンコードは同じですが、テレビの方式はイギリスはPALで、日本はNTSCなので専用のテレビでなければ再生できません。
今どきはパソコンでDVDなどの動画を鑑賞することも多い時代なので、それほど気にすることもないかもしれませんが、テレビでは専用のDVDプレーヤーやコンバーターがないと、イギリスで買ったDVDVは見ることができないので注意しましょう!
最後に
ロイヤル・オペラ・ハウスはオペラがついているし、お土産はオペラ物が多いと思っていましたが、なんだかバレエのグッズが中心となっている気がしました。
ミラノ・スカラ座などはオペラ物のお土産が多かったですが、ロイヤル・オペラ・ハウスはバレエの需要の方が多いのかもしれませんね。
ロイヤル・オペラ・ハウスのお土産ショップは、バレエが好きな人ならたとえ何も買わなくても見ていて楽しめるところなので、ロンドンに旅行際はぜひ立ち寄ってみていただければと思います♪