今回はイギリス、ロンドンにあるダンススタジオ『Pineapple Dance Studios』のご紹介です。
映画『マイ・フェア・レディ(My Fair Lady) 』の舞台にもなったコヴェント・ガーデンCovent Gardenにあるダンススタジオで、ニューヨークの「ブロードウェイ・ダンス・センター(Broadway Dance Center)」のようにタップ、ジャズ、ヨガ、ピラティス、コンテンポラリー、ストリート系など様々なクラスがあります。
ここで2023年12月にバレエのオープンクラスを受けてきたのですが、日本のオープンクラスとは少し違う部分もあるので、これから『Pineapple Dance Studios』でオープンクラスを受けてみようという方に向けて注意事項などをご紹介したいと思います!
前に行ったことのある方も、コロナ以降はシステムが変更されているので、本記事を見て役立てていただければ幸いです。
『Pineapple Dance Studios』は基本的に予約必須!
まず『Pineapple Dance Studios』は基本的に事前の予約をしていくことになっています。
前は先生にその場で払う形式でしたが、今はスタジオに行く前にネットで決済していく仕組みなので気をつけましょう。
日本からホームページやアプリでVIZAなどで支払いできるので、旅行前に支払いを終えておくといいですね。
スマホ用のアプリをダウンロードするのもいいですが、ホームページからも登録して支払いできますよ。
2週間前から予約でき、レッスンの2時間前ならキャンセル無料です。
基本的には名前とメールアドレスを入力し会員登録して、スケジュールの画面からレッスン日を指定してクレジットカードを予約するだけですので、普通のネットでのお買い物と変わりありません。
『Pineapple Dance Studios』の場所・行き方
スタジオの最寄り駅は「コヴェントガーデン駅」で、歩いて約2分もかからずに着きます。
今時はグーグルマップがあるので、スマホを片手にして行けば、なんら迷うことはありませんが、一応下にグーグルマップを載せておきますね。
注意としてはコヴェントガーデン駅は、地上に出るのに基本的にエレベーターを使いますが、間違っても
階段を使用してはいけない!
ことです。
地上へ出る階段は実は193段あって、これを登るのには体力と脚力に自信のある方しかオススメできません。
レッスンに支障が出るレベルの階段数と高低差なので、階段の利用は控えましょう!
初めて駅を利用したときは、エレベーター前の列におそれをなしてしまうかもしれませんが、それほど時間を待たず案外すぐに乗ることができますので、きちんと並んで待つといいです。
駅を出て少し歩けば、すぐに(ちょっと怪しい)ピンク色の看板が見えてきます。
何年も前から続いているお馴染みの看板です。
同じ路地にはレッスンウェアなどのショップがありますので、記念に買ってみるのもいいかもしれませんね♪
『Pineapple Dance Studios』の入口と受付の流れ
クリスマスシーズンだったので、入り口には綺麗なクリスマスツリーが飾ってありました。
受付の流れとしては、写真にある受付で名前を言うと、入って左側のドアが開いてレッスン場所に続く階段を利用できる形です。
受付では日本人の名前はわかりにくかったのか、受付の人がタブレットを見せて確認してきました。
スペルも言ったのですが、日本人名は人によってはわかりづらい(馴染みがなく聞き取りづらい)名前もあるので、向こうも慎重な対応でした。
タブレットを見たら、アラブ系やロシア系の文字もあったので、けっこう多国籍なバレエスタジオと感じました。
名前の確認が取れたら、ルームナンバーを教えてくれるので、英語が不慣れな人もここだけは頑張って聞き取りましょう。
番号名だけは強調してくれるので大丈夫かと思います。
『Pineapple Dance Studios』の更衣室・トイレ
左のドアが開いたら、まずは更衣室のある地下に行きましょう。
地下には男女別の更衣室があり、そこで着替えてからそれぞれの階にあるレッスン場所に行く感じです。
更衣室はUNISEXの部屋もあるらしく、いわゆるレインボーカラーで案内が出ていました。
ロンドンでは多様性をアピールする表示を町中で目にすることが多く、サッカースタジアムでもレインボーフラッグが掲げられていました。
更衣室は広々としていて数十名が入れる広さです。
ただ大人男性人口率が高くないのはロンドンでも同じで、一人で着替えていると室内が余計にガランとしている雰囲気でした。
更衣室内にはシャワーもあり洗面台にはドライヤーもありました。
トイレも更衣室にあったので、ここでレッスン前の準備がすべて整えることができます。
レッスン開始時間が近づいたら、再び階段を使って上にあがりましょう。
『Pineapple Dance Studios』のスタジオ内
『Pineapple Dance Studios』の建物は4階建てで、大小13室のレッスン場所があります。
エレベーターはないので、4階までの登るのは人によっては一苦労かもしれませんね。
ご存じの方も多いと思いますが。この時イギリスのフロアーの数え方には注意してくださいね。
建物の1階はground floorと呼び、その上にある2階からfirst floor、second floor…と数えていくので、たとえばthird floorは日本語で言う「4階」になるので、部屋を間違わないようにしましょう。
スタジオ風景ですが、実際にレッスンをした部屋の写真は人がいて撮れなかったので、空いていた似たような部屋の写真をあげておきます。
もっと部屋は大きかったですが、床はリノリウムでグランドピアノがありました。
そしてZOOMレッスンが受けられるように、ほとんどすべての部屋に大きなディスプレイが設置してありました。
この日も4・5名ほど受けていたので、コロナが収束してもまだ利用価値はあるみたいですね。
『Pineapple Dance Studios』のレッスン
それでは実際のレッスンですが、実のところあまり日本の大手のオープンクラスと変わりありません。
バレエに取りつかれてしまった人たちが、プロを目指しているのかぐらいの熱量でレッスンで励んでいる光景も同じですし、1人・2人ぐらいプロか元プロらしい人がいて、前に行ってくれるのも同じです(笑)
大人男性はこの日は4人で、2名はそれなりの歳の方で、もう1人は20代ぐらいの方でした。
しいて違うところは様々な人種の方がいたことで、多国籍なレッスンとなっておりやっぱ芸術は万国共通なんだなあと改めて思いました。
白人・黒人・アジア人の人などもみんないて
バックボーンは国籍でなく「バレエ」
であって、どこかコスモポリタンって感じでした。
先生もAnna du Boissonというフランス人で、レッスン内容はオーソドックスな振りでしたが、周囲の環境が違うだけで、いつもよりも刺激的なレッスンでした。
日本で地方のバレエ教室1つだけでレッスンを受けていると、少し視野の狭まった視点の練習になってしまうしマンネリ化も起きるので、海外のレッスンを受けて刺激をもらうのもいいと思います。
最後に
『Pineapple Dance Studios』はコヴェント・ガーデンCovent Gardenにあるので、英国ロイヤル・バレエ団の本拠地「ロイヤル・オペラ・ハウス(Royal Opera House)」もそばにあるし、ロンドンを訪れた際には、ぜひバレエ鑑賞とセットでレッスンを受けてもらえればと思います。
ちなみに近くには有名なフィッシュアンドチップスのお店「ロック&ソール・プレイス(Rock & Sole Plaice)」もあるので、レッスン後に行ってみるのもありでしょう。
日本でもスタジオアーキタンツ(STUDIO ARCHITANZ)などで国内外の著名なダンサーによる質の高いレッスンを受けることができるオープンクラスもありますが、大人バレエをしている方でもしロンドンを訪れた際はぜひ『Pineapple Dance Studios』のオープンクラスもチャレンジしてはいかがでしょうか!?