バレエ

「アラベスク痙攣(けいれん)」:アラベスクやアティチュードの後ろ足はグラつかせない!形ができても引っ張り続ける!【バレエ初心者必見】

以前にツイッターで上記のツイートをしましたが、アラベスクアティテュード後ろ足がピタッと止まらない現象を、たまにレッスンで見かけたりします。

舞台やコンクールで、アラベスクの後ろ足をグラグラさせてしまうと、踊りに不安定な印象を与えてしまうので、避けたい動きですよね。

自分はこの現象を

「アラベスク(アティチュード)痙攣」

と呼んでいますが、今回はこれをテーマにお話ししたいと思います。

「アラベスク痙攣」はなぜ起こる??

「アラベスク(アティチュード)痙攣」をよくコンクールで見かけるのは、『眠りの森の美女』3幕オーロラのヴァリエーションの時です。

最初のアティテュードのポーズがきれいに決まらず、せっかく美しく上げた足が、グラついているのをよく見かけます。

他にも、ディアナのヴァリエーションなどのアラベスクでも、後ろ足が震えているように見える人がいて、きちっとアンドゥオールしていて足が上がっていても、不安定さを醸し出してしまっています。

こういうことが起こる原因は、だいたい身体の内部の「引っ張り合い」が欠けてしまっていることが多いです。

アラベスクの形を作っただけで終わらせず、腕や足先を引っ張り続ける!

アラベスクの形ができても、そこで終わりにせず、さらに腕や足先を伸ばし続けないと、身体の内部が安定せずに、結果として中心軸から一番離れた足先付近が最もグラついてしまいます。

形だけ作ったら、伸び続けず体をほったらかしにしたアラベスクを、自分は

「形だけアラベスク」

と呼んでいます。

これを防ぐために、アラベスクの形が整ったら、「はい終わり」ではなく、さらに身体を引っ張り続け合いましょう!

「形だけアラベスク」

磁石で身体の中心から反発が起きているように、両極にエネルギーが伸びているような感覚ですね。

引っ張り合うことにより、足先の不安定化が防げ「アラベスク痙攣」も起きなくなります。

「引っ張り止め」:伸び続けても、アラベスク形は崩さないように!

ただし伸び続けていても、伸びに体が引っ張られてしまい、水平であるべき肩が傾いたり、指先が崩れたりしては本末転倒なので気をつけましょう。

身体の内部で引っ張り続けても、アラベスクの形を保つために止める意識もなければなりません。

自分はこれをアラベスクの

「引っ張り止め」

と呼んでいます。

引っ張り続けているのに止めるのは矛盾したような言い方ですが、要は

内部では動いていても、外部では止まっている!

ということです。

体の内部では、中心軸から外に向かって常に動き続けつつも、お客さんにはしっかりと伸びやかに静止したアラベスクの形を見せていきたいですね。

最後に

なんとなく見ていて不安定感のあるアラベスクは、たいてい腕や足先の引っ張り合いがなくなっていることが多いものです。

見た目ではアラベスの形が整っていても、引っ張り合いがなければ、「アラベスク痙攣」が出てしまった不安定なアラベスクになってしまいます。

しっかりと外側への引力を感じつつ、「引っ張り止め」にも気をつけて、美しいアラベスクをしていきたいですね。

「アラベスク痙攣」を起こさないために>

☑アラベスク(アティチュード)の形ができても、内部では伸ばし続ける!

☑身体の中心軸から、腕や足の引っ張り合いを続ける!

☑「引っ張り止め」をして、伸び続けつつもアラベスクの形は崩さない!