今回はロンドン中心部に位置するコヴェント・ガーデン(Covent Garden)についてのお話しです。
バレエファンの方には、コヴェント・ガーデンと聞くとすぐにロイヤル・オペラ・ハウスのことを指していると考えるかもしれません。
確かにロイヤル・オペラ・ハウスはコヴェント・ガーデンの象徴なので、それ自体をコヴェント・ガーデンと称することもありますが、今回は
コヴェント・ガーデン市場(Covent Garden Market)
を中心に街の魅力をご紹介したいと思います。
ただ、ぶらぶらと散歩するだけでも楽しいところなので、ロンドン旅行の際にはぜひ立ち寄ってみてください♪
コヴェント・ガーデン市場の場所
ロイヤル・オペラ・ハウスのすぐそばに、コヴェント・ガーデン市場(Covent Garden Market)があるので、迷うことはありません。
一応下の写真にあるような門構えがありましたが、入口はたくさんあり、ここを通らなければいけないわけではありません。
映画『マイ・フェア・レディ(My Fair Lady) 』の冒頭ではコヴェント・ガーデンの青果市場が出てきますが、現在は青果の市場ではなくレストランや雑貨屋さんが並んでいたり、大道芸人が芸を披露していたりと、非常に活気ある場所になっています。
コヴェント・ガーデン市場(Covent Garden Market)
先ほどの入口を入って中に進むと、素晴らしいクリスマス装飾をしたアーケードが出てきます。
ここはアップル・マーケットとも呼ばれていて、名前はかつて青果市場だった時の名残りが感じられますね。
どデカいリンゴとベルがすごい迫力がありましたよ!
センスのあるライトアップも綺麗で、思わず見とれて写真を撮りまくってしまいました。
レストランや雑貨を取り扱うショップなどが立ち並び、非常に活気にあふれていて、歩いているだけでも楽しめる場所でした。
コヴェント・ガーデン広場には、巨大な「クリスマスツリー」がある!
アップル・マーケットの先にはコヴェント・ガーデン広場もあり、そこには大きなクリスマスツリーがありました。
バレエ『くるみ割り人形』の1幕のシーンを思わせる巨大ツリーで今にもそこら中にネズミが出てきそうでしたよ♪
下の動画にあるように、ときおり偽物の雪が舞うあたりなんか、バレエファンなら「雪のワルツ」のワンシーンを思い浮かべることでしょう。
偽物だとしても、印象的な光景で盛り上がっていました。
今回は昼間の見学でしたが、夜のライトアップもきれいなので、ディナーのあとにも訪れてみるのもいいでしょう。
欧州と日本ではクリスマスシーズンの時期が違う!
ちなみにこの日は2023年12月28日で、ロイヤル・オペラ・ハウス(ポール・ハムリン・ホール)の4階にあるレストランでランチをした後に回ったものです。
日本だとクリスマスが終わったら、一気に年の瀬ムードに入り元旦からの大晦日という流れですが、欧州のクリスマスは1月6日頃まで続きます。
1月6日は異邦人への救い主(イエス・キリスト)の顕現を記念する教会の祝日となっており、キリストの聖誕日である12月25日から1月5日は「降誕節」と呼ばれ、その期間あたりが欧州のクリスマスシーズン。
なので、日本人が年末年始に欧州を訪れる時には、華やかなライトアップや飾りなどのクリスマス装飾が真っ最中なので、タイミング的にはベストな時期と言えるかもしれませんね。
だから、ロイヤル・オペラ・ハウスのバレエ『くるみ割り人形』も1月6日あたりまでやっているので、ぜひ舞台も鑑賞しつつ、今日ご紹介したコヴェント・ガーデン市場も回ってほしいと思います。
最後に
コヴェント・ガーデン市場は、何もショッピングをしなくても、目の保養になるぐらい美しい場所なので、ロンドン旅行の際にはぜひ訪れてもらいたいところです。
けっこうな人数で賑わっているためスリ対策なども必要ですが、ロンドンは比較的治安は良いので標準的な安全対策をしていれば夜も楽しめますよ!
ぜひコヴェント・ガーデンを昼も夜も満喫してもらえればと思います。