ロイヤル・オペラ・ハウスには3つのPre-theatre dining(公演前にディナーを提供するレストラン)があります。
そのうちの2つ
Paul Hamlyn Hall Dining
Balconies Restaurant
はロイヤル・オペラ・ハウスの付属施設であるポール・ハムリン・ホール(PAUL HAMLYN HALL)にあり、別の記事でも紹介しました。
今回はもう一つのレストラン「Crush Room」を紹介したいと思います。
こちらはまさにロイヤル・オペラ・ハウスの中にあるので、他の2つと違って真の劇場内レストランと言えるでしょう。
自分もいつかはここでもディナーすることを目標にしていますので、ロイヤル・オペラ・ハウスに行った時の写真を元にご紹介しますね。
「Crush Room」の利用は公演チケット保持者のみで、かつ事前予約必須!
他の2つのレストランと同じですが「Crush Room」も、ディナー直前の公演チケットを持っていて、かつ事前予約がある人限定です。
いきなり行っても入れてくれないので必ずロイヤル・オペラ・ハウスのホームページで予約をしていってください。
予約画面は日本語にも対応しているので、英語ができない人でも心配ありません。
また、注文する料理もあらかじめ予約の際に決めていくので、当日もいちいち注文する煩わしさはありません。
受付で名前さえ言えば、公演開始時間に間に合うように料理は次々と運ばれてきますよ♪
「Crush Room」は劇場の座席の近くにある!
「Crush Room」は2階(日本の3階)にありますので、エレベーターか階段を使って上がりましょう。
すると下の写真のような通路がでます。
その先を進むと、入口があって左側が「Crush Room」で、右側が劇場です。
狭い通路を挟んでいるだけなので、ドアを出ればすぐに劇場の座席に行けるわけですね。
左側にいくと
こんな感じで、右側にいくと
劇場座席です!
このように、かなり隣接していることがわかると思います。
これなら、同じ階に自分の座席があるなら、たとえ最終ベルが鳴ってから「Crush Room」を出ても余裕で間に合う感じです。
「Crush Room」の室内・食事風景
みなさん美味しそうな料理を食べながら、ゴージャスな空間で開演前のひとときを楽しんでいました。
この部屋はもちろん何回かの改修等はあったものの、建築時の1858年の空間とそれほど変わらず、中に入るとまるでタイムスクリップしたような感じです。
天井から吊ら下がっているシャンデリアは、かつて劇場内にあったものをレストランに持ってきたらしく、まさに部屋全体が歴史建造物になっていると言えます。
ここではコンサートもやるらしく、グランドピアノも設置してありました。
小ホールのように使用され、ピアノや歌唱などのリサイタルも行われるようですね。
「Crush Room」のメニューはアラカルト(単品ごと注文)
ちなみにメニューの方はアラカルト(単品ごとの注文)です。
前に別の記事で紹介した「BALCONIES RESTAURANT」はコースで料金定額ですが、「Crush Room」は単品で選べますから、たとえばメイン料理だけにすれば、安くすますこともできますね。
店側にとっては嫌な話ですが、前菜・メイン・デザートとフルで頼まなければ、リーズナブルに「Crush Room」の部屋を体験できるかもしれません。
ヨーロッパのコース料理は日本人にとってはかなり量が多めなので、むしろ単品注文のほうがいいと個人的には思います。
最後に
「Crush Room」は建築当時の形がそのまま残されているので、その空間で過ごすことだけでも意味があると思いますよ!
また前述したように、他の2つのレストランはポール・ハムリン・ホールにありますが、「Crush Room」はまさにロイヤル・オペラ・ハウス内にあるので、劇場の座席に移動するにも便利ですし時間にも余裕ができます。
自分も今度ロイヤル・バレエ団の公演を見に来たときは、「Crush Room」でのディナーを考えています。
皆さんもロイヤル・オペラ・ハウスに訪れた時は、「Crush Room」でのディナーを検討してはいかがでしょうか!?