今回はロンドンのロイヤル・オペラ・ハウスにあるレストラン「BALCONIES RESTAURANT」のご紹介です。
2024年1月1日というまさに年の始まりの日、ロイヤルバレエ団の「くるみ割り人形」鑑賞の前に「BALCONIES RESTAURANT」で夕食をしました。
イギリス料理はあまり美味しくないと言われていますが、少なくともここは文句なく美味しかったのでオススメです!
基本的に鑑賞するチケットを持っている人しか利用できないので、ロイヤル・オペラ・ハウスで鑑賞する予定のある方はぜひ行ってみていただければと思います。
「BALCONIES RESTAURANT」は鑑賞チケット必須で、予約のみ
「BALCONIES RESTAURANT」は食後に鑑賞するチケットを持っている人だけが利用できることになっています。
鑑賞チケットがあって、かつ、あらかじめ食事の席を予約していないとダメで、当日にいきなり行っても入れないので注意しましょう。
実際に飛び込みらしきお客さんを断っている場面も見ました。
予約自体は鑑賞チケットを入手したら、日本語にも対応している予約画面で簡単にできますよ。
メニューもあらかじめ選ぶことができ、予約画面から選ぶことができます。
自分の時は早くに予約したためか、公演の1カ月前ぐらいにメールが来て料理を選択できました。
メニュー表だけで、日本みたいに写真はないため選択が難しいところもありますが、「見てのお楽しみ」という感じで、選ぶ楽しさがあります。
また、ベジタリアンなど食にこだわる人向けにも対応していて、メニュー表には
など様々なケースに対応したメニューもありました。
「BALCONIES RESTAURANT」以外にも、同じ場所でバルコニーではなく1階で食事する「PAUL HAMLYN HALL DINING」や、劇場内にある「CRUSH ROOM」もありますので、自分が鑑賞する公演の日に「BALCONIES RESTAURANT」が満席だったりしたら、そちらも検討してみるといいでしょう。
「BALCONIES RESTAURANT」の行き方
「BALCONIES RESTAURANT」は、コヴェントガーデン駅が最寄り駅で、徒歩約2分ぐらいです。
ちなみに大英博物館にもまあまあ近い距離(徒歩約11分)なので、昼間は大英博物館に行って夜にロイヤル・オペラ・ハウスというのもありでしょう。
「BALCONIES RESTAURANT」はロイヤル・オペラ・ハウスの隣にある「PAUL HAMLYN HALL」の2階にありますので、グーグルマップではロイヤル・オペラ・ハウスを目指すルートでも大丈夫ですね。
「ロイヤル・オペラ・ハウス」と「PAUL HAMLYN HALL」の外観
右側が「ロイヤル・オペラ・ハウス」で、左側の建物がレストランやカフェなどがある建物「PAUL HAMLYN HALL」(旧フローラル・ホール)です。
まあ、ひとまとめで「ロイヤル・オペラ・ハウス」と総称することも多いので、いちいち区別する必要はないかもしれませんが、一応それぞれの名称はあります。
ロイヤル・オペラ・ハウスは、その名の通りロイヤルな外観をしていますね。
スポットライトがいい感じで当たっていて、重厚感が増していました。
昼と夜で違う顔を見せてくれる建物なので、昼間だけでなく夜も見てみるといいですよ。
ちなみに撮影スポットですが、建物前の道路が広くはないので、建物全体を収めて写真を撮るなら、角度をつけなければいけない感じです。
できる限り歩道の奥まで行って、少し斜めから角度をつけて撮るといいですよ。
「BALCONIES RESTAURANT」は左側の建物から入って2階に上がったところにありますので、こちらから入りましょう。
下の写真の右下のほうのドアから入ります。
入場シーンの動画も一緒に載せておきますね♪
「PAUL HAMLYN HALL」(旧フローラル・ホール)の内部
上の写真は「PAUL HAMLYN HALL」の内部に入ったところです。
ここにはカフェやお土産屋さんもあるので、すでに2時間以上前からこの人だかりでした。
1階
クローク(携帯品やコート類の一時預かり所)はここにありますので、預けるものがあればここに預けましょう。
そして奥に階段があるので、そこから登っていきます。
階段を上がりきったところがレストランの入り口なので、その先のエスカレーターは乗らないでくださいね。
初めての方だと、「BALCONIES RESTAURANT」のバルコニーにどういくか戸惑う人もいるので、気をつけてください。
2階
階段を上がって入り口に立ったところです。
近くでパンフレットも売っているので、先にここで買って食事を楽しみながら読むのもいいでしょう。
「BALCONIES RESTAURANT」は少し奥のほうにある階段を登ったところにありますので、ホールを通り抜けて階段を使って上にいきましょう。
登った先には受付がありますので、そこで自分の名前を行って案内してもらいます。
「BALCONIES RESTAURANT」はコの字型になっていて、ここからの眺めはサイコーですよ!
夜の闇が照明の美しさを際立たせていて、素晴らしい空間を作り上げていました。
これを見るだけでも価値のある場所ですので、食事をしなくてもぜひ「PAUL HAMLYN HALL」に行ってみてくださいね♪
座席
そして席に到着です。
席には自分の名前の入ったメニュー表があり、予約した料理が書かれていました。
ここからの席も眺めも素晴らしく、1階にある「PAUL HAMLYN HALL DINING」よりも落ち着いて食事ができるのでいいです。
1階だと開演時間が近づくにつれて人通りが多くなってくるので、落ち着かない感じになってしまいますが、バルコニー席だとリラックスして食事ができますよ。
「BALCONIES RESTAURANT」の料理
それではお待ちかねの料理です!
何を注文したんだったけ?となっていましたが、下の写真のように自分の選択していたメニュー表があって良かったです。
飲み物とパン
とりあえず飲み物は、オレンジジュースとアップルジュースを注文しました。
本当はワインなんか試したいところなのですが、自分はアルコールがまったく飲めない人なので、無難なソフトドリンクの注文です。
でも、どのジュースも濃厚で美味しくて、セットでついてきたパンもよりいっそう美味しく感じられました。
パンは日本のものに比べるとパサつきがあり、あんまり日本人受けはしない食感なのですが、これがまた現地で食べると美味しく感じるのが不思議なものです。
次の前菜からはサクッと写真とメニューでの紹介でいきますね。
皆さんが料理を選択する際の資料として頂ければ幸いです!
前菜
メイン
デザート
食後のコーヒーとお菓子
どの料理も本当に美味しくて、イギリス料理はまずいというイメージがひっくり返される料理の数々でした。
値段がお高めの設定ですが、料理の味とそれを彩る空間は、時間の流れさえもゆったりとしたものに変えるぐらい素晴らしいもので、体験してみる価値はあると思いました。
ウェイターさんもすごくフレンドリーで、開演時間に間に合うようにそつなく料理を運んできてくれます。
バレエ鑑賞の前に、このような心地よい時間を過ごせると、舞台もよりいっそう楽しめますね。
劇場はすぐ隣にあって、そのまま直行できる!
ロイヤル・オペラ・ハウスと「PAUL HAMLYN HALL」はつながっていて行き来できますので、ギリギリまで食事を楽しむことも「BALCONIES RESTAURANT」の魅力です。
食事後ほとんど歩かずに、そのまま劇場の席に直行できるので、時間を気にする必要がありません。
レストラン側も開演時間を把握してますし、それに間に合うように食事を提供してくれるので安心です。
素敵なバルコニーでの食事から、素敵な劇場にそのまま行けるのは、かなりありがたいです。
下の写真はロイヤル・オペラ・ハウス側から「PAUL HAMLYN HALL」の入り口を撮ったもので、行き来できるのがわかりますね。
最後に
最初にも言いましたが、この「BALCONIES RESTAURANT」はチケット保有者のみが予約できるシステムで、あくまでも鑑賞とセットなので気をつけましょう。
24時間前なら無料でキャンセルもできますので、チケットが取れたらまずは予約するのがいいかもしれませんね。
人気のレストランなのですぐに満席になることも多いし、実際に当日も満席でした。
値段が
2コース:70€(約12,000円)
3コース:90€(約15,000円)
と高いのが難点ですが、頻繁にロイヤル・オペラ・ハウスに行くことのない人は、せっかくですからゴージャスなディナー体験をしてみるのもいいですよ!