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「男性レッスンジプシー」大人からバレエを始めた男性は、レッスンをする場所を失ったら、別の教室を探すのが大変!【男性大人バレエ初心者必見】

今回は大人からバレエを始めた男性は、レッスンジプシーになりやすいというお話です。

レッスンジプシーは

定期的にレッスン指導を受けるメインのバレエ教室を失い、新たなバレエ教室を探している人

と自分は定義しています。

女性は先生や教室の雰囲気などさえ選ばなければ、男性に比べて新しいバレエ教室を見つけやすいですが、男性はそもそも男性が入会できるバレエ教室が少ないこともあり、レッスンジプシーになりやすいです。

そんな男性大人バレエの状況のお話ですので、同じような境遇の男性や、バレエ教室を運営している方や、これから開設を考えている方などに参考にしていただければと思います。

男性を受け入れるは教室少ない

以前にも書きましたが、男性を受け入れるバレエ教室が少ない状況は、肌感覚では、あまり今も昔も変わっていません。

あいかわらず「男性の入会は御遠慮しております」「マダムクラス」などの表記が教室のホームページに書かれていることが多いし、オープンクラスでも男性の参加を断っているスタジオがあります。

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これはある程度当然のことで、男性大人バレエの需要がほとんどなかった時にできたバレエ教室は、着替えやトイレなどの施設面で不都合があるし、またバレエ教室での女性に対する傷害事件も過去に何度か発生しているので、安全面からも男性の受け入れを控えるのは理解できます。

もっともこのままだと男女比のアンバランスな状態は続いてしまうので、今後バレエ教室の開設を考えている方には、ぜひ男性大人クラスか、せめてボーイズクラスを検討してほしいのですが、バレエ人口全体も減少している現在なかなかそれも難しいかもしれません。

男性受け入れ可能教室の少なさについては、全体のバレエ学習者の比率の問題にも絡んでくるので、ぜひ次回の昭和音楽大学バレエ研究所による「バレエ教育に関する全国調査」で取り上げてほしいところです。

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レッスンジプシーになる事例

男性の受け入れをしている教室が少ない現状をお話ししましたが、ここでレッスンジプシーになる事例をいくつか御紹介したいと思います。

自分が異動・転勤・引越しなどで通えなくなる

せっかく男性がレッスンできる教室に通っていても、異動転勤などで引越しをしたりして教室に通えなくなってしまうことがあります。

次の居住地で、男性の入会を受け付けている教室があればいいですが、ないこともありますし、特に地方などでは受け入れる教室は少ないので、レッスンができなくなる状況になります。

レッスンスケジュールが変わる

今までレッスンをしてた時間帯枠変わることもあり、もし変わった時間枠に家庭や仕事の都合で行くことができなければレッスンできなくなります。

他の時間枠に出ることができればいいですが、もし難しければ他の教室を探さなくてはなりません。

先生が変わる

複数の先生がいる教室において、担当していた先生がやめて次の先生になったら、その方は男性を教えることはできない(もしくは教えたくない)と言って男性のレッスン参加を拒否したというケーズを聞いたことがあります。

これもレッスンスケジュールの変更と同じで、教室の方針なので、理不尽な側面もあるとはいえ、こちらではどうすることもできません。

教室がつぶれる

昭和音楽大学バレエ研究所の「バレエ教育に関する全国調査2021」によると、他のジャンルのダンスとの競合・少子化・コロナの影響でバレエ教室はこの5年間で下のように減少しています。

自分の住んでいる地域でも、いくつかバレエ教室が潰れていたので、今後もそのようなケースは増えるかもしれません。

男性を受け入れない方針に変わる

人から聞いた話ですが、ある日突然、大人の男性の受入れを取りやめる教室もあったらしいです。

どんな事件があったのか、詳細はわかりませんが、男性生徒による女性講師に対する傷害事件も2016年にありましたし、もしそれに近いことが起こったのであれば、そういう措置も男性としては寂しいですがわかる気もします。

教室側が良くても、児童生徒の保護者などが反発していることもありうるので、男性としてはトラブルとまったく無関係であっても、教室に居続けるのは難しいかもしれません。

一部の危険な男性による事件が起こると、真摯にバレエをしている男性にとっては迷惑な話なのですが、こういう形で迫害されてレッスンジプシーになりたくはないものです。

レッスンジプシー対策

上のような事例に遭遇してしまうことは、事前になかなか予防はできないので、まずはレッスン場所を確保するために、とりあえず以下の2つの方法を自分は推奨しています。

別の教室を探しておく

いわゆる「掛け持ち」ですね。

万が一、メインの教室がダメになった時に備えて、サブ的にもう一つか二つ、男性を受け入れる教室を確保しておけば安心ですね。

男性を受け入れる教室が、自分の通える範囲にあり、器用に教室を使い分けることができる人には、掛け持ちはいいかもしれません。

ただ、教室によっては掛け持ちを禁止しているところもあるし、掛け持ちを認めていても、やっぱり自分以外の教室で習っていることを快く思わない先生もいるので、掛け持ちをしていることを、おおっぴらには言わないようにしておきましょう。

まあ、実際に掛け持ちはしなくても、前もって男性も入会できる教室を探し出しておくことは、もしもの時にすぐ対処出来ていいと思います。

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都内オープンクラスに行く

あとは関東地方の方なら、都内のオープンクラスをいくつか見つけておくといいかもしれません。

住まいの場所によっては、都内に行くのは大変ですし、レッスンも土・日などの休日だけになってしまいますが、週一回でもレッスンできる場所があるというのは安心材料にはなるでしょう。

また、メイン教室以外の先生の指導を受けてみると、かなり新鮮だったりしますので、良い刺激にもなると思います。

いざという時のためにも、都内のオープンクラスを覗いておくのは、レッスン場所の保険となっていいかと思います。

最後に

男性はそもそも男性入会OKのバレエ教室が少ないので、通いなれた教室がダメになってしまうと、たちまち放浪者になってしまいます。

できればどこにでも定住できる(レッスンできる)ぐらいの教室数が各地にあればいいのですが、現状それも難しいとなると、やはり掛け持ちやオープンクラスを事前に検討しておくといいかもしれませんね。