イタリア旅行

「ヴェローナ」ロミオとジュリエットの舞台となった都市

前にバレエ版ロミオとジュリエットの紹介をした流れで、この物語の舞台となったヴェローナの町を紹介したいと思います。

その中でも特に「ジュリエットの家」にフォーカスしていきますね!

2014年12月28日~12月29日の期間でヴェローナに滞在してきたので、その時の写真・動画とともに紹介します。

ずいぶん前の情報となってしまいますが、基本的なところは変わらないので、

◎これからイタリアに旅行に行かれる方

◎「ロミオとジュリエット」に興味のある方

◎ヴェローナのオススメ滞在ホテルを探している方

に参考になればと思っています!

バレエ「ロミオとジュリエット」鑑賞のオススメ今回はバレエ「ロミオとジュリエット」(以下略して、「ロミジュリ」)を紹介したいと思います。 基本的に以下にあるようなバレエ鑑賞初心...

ヴェローナの概要

ヴェローナは、上記の写真のようにアディジェ川という川がゆったりと蛇行している北イタリアの中心都市です。

古代ローマ時代から商業や農業の中心都市として栄えてきた歴史があり、ローマ時代の遺跡がまだ現存している歴史的に価値の都市となっています。

歴史的な景観を損ねないように近代的なビルとかはなく、高台から見るとまるでタイムスリップしたかのような感覚になりますよ!

自分はヴェネチアからヴェローナに入ったのですが、高速鉄道で約1時間30分ほどで着きました。

「ジュリエットの家」

入口

それでは、「ジュリエットの家」の家です。

門構えはたいしたことないですが、やはり人気スポットであるだけに、人がたくさん出入りしてました。

門に入ると、まずは壁にメッセージがびっしり貼ってある光景が入ってきました。

ちなみに落書きも多かったです・・・。

中はそれほど大きくなく、約40㎡ほどの敷地で、イタリアによくある建物の中庭にあるような場所でした。

写真はありませんが、もちろんお土産屋さんもあり賑わっていましたよ!

ジュリエット像

そして、出ました!ジュリエット像!

絵に描いたような清楚でかわいらしいジュリエットです。

多くの映画やバレエで衣装や役作りで参考になっているものですね。

どうしてかわかりませんが、ジュリエット像の右胸に触ると恋が成就するという言い伝えがあるらしく、右胸に手をのせて写真を撮る人が多かったです。

 

バルコニー

ちゃんと有名なバルコニーもありましたよ!

数分に1回は誰かが、「ロミオ!!」「ジュリエット!!」と叫んでいました・・・。

この後ローマにも行くのですが、「ローマの休日」で有名になった「真実の口」でも、数分に1回は、誰かがオードリー・ヘップバーンをまねて叫んでいました(笑)。

考えることは、みんな一緒ですね♪

実は、「ロミオの家」もあるのですが、中には入れずほとんど外壁だけという状態と聞いていたので、入りませんでした。

もしかしたら、今は新たな観光地として開発?してるかもしれませんね。

他にヴェローナの魅力を2つほど!

「アレーナ」(円形闘技場)

ヴェローナの魅力、一つ目。

ヴェローナと聞くとオペラファンにはまず、ここを頭に浮かべると思います。

世界的に有名な野外オペラは、6月中旬から9月初旬にかけて行われ、世界中からオペラファンが集まってきます。

自分が行ったときは12月なので、もちろんオペラはやってなかったですが、中には入ることができました。

オペラシーズンでなくても、アレーナのあるブラ広場にはたくさんの人が観光してましたよ。

上記の写真はヴェローナに夕方に着いたので、夜の景色となっています。

アレーナから流れ星みたいのが出ていて、すごいキレイでした!!

流れ星は、アレーナからこのように見えていました。

しっかりと設置されていましたよ。

あらためて写真を見ると、やっぱりオペラをここで見たかったな~と痛感してしまいます・・・。

さぞかし壮観な舞台なのでしょうね~♪

ローマ時代からのものなので、ところどころ補強はされていますが、中の渡り廊下も趣がありました!

次の日の朝もよってみたので、写真を撮りました。

今でこそオペラやコンサートをやっていますが、かつては人と人とが殺し合う闘技場だったのですから、冷静に考えると残酷な建造物です。

上の写真はアレーナの中から撮ったものです。

夜でしたが、人も多く夜に外出しても安全でしたよ。

テラスのあるレストランもたくさんあって、写真中央のレストランに入って夕飯を食べました♪

カルボナーラ、おいしかったですよ!

チーズもオムレツもおいしくて、最高のひとときでした。

中世からの変わらぬ町並み

続いてヴェローナの魅力、二つ目です。

ひょっとすると、ヴェローナの一番の観光スポットは、街そのものかもしれません。

それぐらい、どこを歩いても絵になるような光景です。

上の写真は、北の方にあるサン・ピエトロ城から撮ったのものです。

街の1番高いところなので、ここから見渡すと、壮大な景色が見渡せますよ!

もう川沿いを歩くだけでも、見とれてしまいます・・・。

自分は川のある町並みが好きなので、ゆったりとした川の流れの中で、かわいらしい建物を眺めながら、けっこうあちこち歩いて回りました。

川をまたぐ橋も印象的です。

一つ上の写真は、スカリジェロ橋といって市立美術館に続く有名な橋。

マクドナルドも色つきではなく、町並みの雰囲気に合わせていました。

イタリアにはこんな感じで、チェーン店なども落ち着いた色に変えていて、景観を損ねないように配慮した街作りになっています。

アレーナ前にある市庁舎

クリスマスシーズンのため、夜はイルミネーションなどが飾られていて、ホントにキレイでしたよ!

かつての城壁もライトアップされていて、心ときめきました♪

上の映像は、エルベ広場のクリスマスマーケットです。

オススメのホテル

ヴェネツィアやミラノやローマは、ホテルの値段が高かったですが、ヴェローナは比較的に安かったので「グランド・ホテル・ヴェローナ」という四つ星ホテルに泊まりました。

オペラシーズンはどのホテルもとんでもなく高くなりますが、それ以外の時期はそれなりにリーズナブルで泊まれます。

きれいなホテルで、対応も良かったですよ。

駅からも10分ほどな上に、アレーナも徒歩圏内です。

もっといろんな写真を撮っておけばよかったのですが、なぜかこれしかありませんでした・・・。

リンクを貼っておきますね。

まとめ

まあ、現実のところ「ロミオとジュリエット」の物語は、原作の翻案であって、シェークスピアのオリジナルではないんですよね・・・。

シェークスピアはヴェローナに行ってさえいませんから(笑)。

でも、おそらくヴェローナで悲劇的な出来事があったことは間違いなく、不幸な恋人たちを悼む人々の気持ちが、上記のようなジュリエッタ像や観光スポットとして残ったのだと思います。

「ジュリエットの家」は、今までの映像化・舞台化の作品を改めて見直したくなるような場所でしたし、オペラも好きな自分としては、非常に思い出のある土地です。

皆さんも、少しでもロミオとジュリエットに興味があれば、足を運んでみてください♪

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