今回は北海道礼文島の南端にある「北のカナリアパーク」のご紹介です。
映画『北のカナリアたち』のために建てられた校舎が映画のロケ地として残り、観光名所の一つとなっています。
「映画見てないから、行ってもしょうがないな」「映画見たけど面白くなかったから、行かなくていいや」
と思ったそこのあなた!
映画を見ていようがいまいが、内容がどうだったとか関係なく、「北のカナリアパーク」は一つの観光地として楽しめるところですよ♪
今回はこの観光名所の魅力を2点に絞ってご案内したいと思います!
「北のカナリアパーク」行き方
「北のカナリアパーク」は香深港フェリーターミナルから車で約5分ぐらいのところにあります。
スコトン岬などに行くときと同じで、海岸線に沿って南に向かう感じですね。
道なりをずっと行くと、このように黄色の看板が出てきますので、迷うことはないでしょう。
カナリアらしく?看板が黄色いのがいいですね♪
魅力1:お隣の利尻島「利尻富士」が見える絶景
1番目の魅力ですが、北のカナリアパークでは、礼文島の最南端なので、お隣の島「利尻島」の利尻富士がきれいに見えるのです!
それが下の写真ですが・・・
この日(2020年9月11日)は悔しいことに雲がかかってしまっていました・・・。
それでも美しい絶景に目を奪われましたよ!
晴れていれば、ここから美しい利尻富士が眺められるので、映画の製作スタッフは絵的にもいいということで、ここにロケ地として校舎を建てたのでしょう。
校舎と遊具をバックに美しい光景が撮れる絶好のビューポイントだと思います。
ちなみに快晴時の光景の様子を撮った画像を、礼文町ホームページからお借りしたので引用しておきますね。
それと自分が撮った動画も張り付けておきます。
魅力2:昔の古い校舎がノスタルジーを引き起こす
ノスタルジーを掻き立てられる校舎
2番目の魅力として、特に年配の方ですが、自分が子供時代に通っていたころの校舎を思い出しノスタルジックな気持ちに浸れることですね!
今の学校の作りは、鉄筋コンクリート造りで耐震性が強くていいのですが、木造に比べてやっぱり無機質でぬくもりがないので、「北のカナリアパーク」にような校舎をみると、懐かしさでテンションが上がりますよ♪
現在18歳未満の方は、昔あった木造の古ぼけた校舎で学んだことはないかもしれませんが、「となりのトトロ」など映画でも昔の学校はよく出てくるので、リアルな建物として楽しめると思います。
入り口・玄関
それではまず入り口からですね。
看板自体は新しい感じですが、建物自体は海風にさらされているせいか古ぼけていて、それがまたいい感じです。
この小学校自体はもちろん架空のものですが、校章がそれっぽく入り口上部に取り付けられていました。
利尻富士を連想させる見事な校章ですね。
入り口を入ったすぐのところにありました。
こういう道徳的な文言の掲示が、自分が通っていたころの学校にもあったっけな・・・。
玄関では、先生と生徒が出迎えてくれます。
来場記念の日付があるので、ここで写真を撮ると記念になりますよ!
個人的にこういう木の下駄箱とか、趣があって良かったです。
冬が厳しいため、長靴が入るように普通の下駄箱より縦長なのが、なんともリアルですね。
来客用スリッパに学校名が入っていて、スタッフのこだわりには感動しました♪
きっといろんな学校をリサーチしたんでしょうね。
廊下・展示室
完全に架空のものですが、こういう賞状とかも飾ってありました。
写真にはないですが、トロフィーとかもあって、細かいな~と感心しました。
こうやって窓から外をみると、ホントに学校って感じですね。
廊下にも、行事予定表があったり、学校備品とか並んであって、再現性が半端ないですよ!
もう普通に子供たちが日常的に学んでいるような感じでした。
この再現にも驚きましたが、俳優さんを使っているのですかね(笑)
そういえば小学校とかなぜか校長先生の写真が飾ってありましたね。
誰も見ないのにあれって飾る意味あるのかな・・・。
ちゃんと映画関係の展示室もありましたよ。
ロケ地の紹介や、撮影秘話などが紹介されていたので、映画をご覧になった方はいろいろ参考になると思います。
教室
そして、最後に教室ですね。
学校にあった机と椅子が懐かしいです!
黒板や教育目標やストーブを見ると、ノスタルジーを掻き立てられます。
分校なので教室自体はこじんまりとしていますが、この教室に入ると、自分の子供時代にタイムスリップしたような感覚に襲われますよ(笑)
算数セットとか国語辞典とか懐かしい学習グッズも置かれていて、おそらく美術スタッフも子供時代を思い出しながら、楽しんで再現作業をしていたことがうかがえますね。
すごく童心に戻った感覚になるので、人によってはいろいろこみ上げてくる記憶もあるのではないかと思いました。
最後に
ちなみに近くには「カナリアカフェ」というおしゃれな喫茶店もあったので、ぜひ立ち寄ってみてくださいな♪
美しい景色の中で、ノスタルジックな気持ちに包まれながら軽食をいただくと、旅の疲れを癒せますよ♪
最初にも言いましたが、映画を見ていなくても素晴らしいスポットなので、礼文島に行ったときはぜひ立ち寄ってみてくださいな!