今回は蔵王大黒天展望台のご紹介です。
鳥兜山の山頂にあるので、鳥兜山展望台とも言われています。
ここからの眺めも絶景なので、蔵王を訪れた際は、ぜひ行ってみてください。
展望台に行くために使う「蔵王中央ロープウェイ」のことは下の記事を参考にして頂ければと思います。
「蔵王大黒天展望台」行き方・注意点
蔵王中央ロープウェイで鳥兜山に着いてすぐの場所にあります。
注意としては、鳥兜駅から外に出たら階段があるのですが、降りずに右に行くことです。
写真にもあるように案内標識を見ないでそのまま階段を降りてしまうと、もう一度上に登らなければなりません。
ロープウェイを降りると、下の温泉街では想像できなかった雪景色が出てくるので、思わず案内標識を見落として階段を降りたくなるのですが、まず右に行くと覚えておきましょう。
「蔵王大黒天展望台」までの道には雪がある可能性あり
右に曲がると少し山道を登る感じになります。
雪が積もっている箇所もあるので、歩きやすい靴のほうがいいでしょう。
ハイヒール姿の方を数人見かけたのですが、トレッキングコースもいくつかある山の中なので、登山靴までいかなくともハイキングができる靴の方がいいですよ。
「蔵王大黒天展望台」の絶景
そして、山頂の展望台です。
紅葉は始まったばかりでしたが、それでも葉の色が移り変わる光景は印象的でした。
ところどころ雪が交じっている場所もあり、季節が秋から冬に移り変わっていく光景は、美しさと切なさが入り交じった気持ちになります。
鳥兜山の頂上から蔵王温泉街も一望できる
鳥兜山の頂上に来たことを示す木板もありました。
標高1,387mまで来ているので、やはり下界と気温差が違います。
眼下には温泉街も見渡せますし、蔵王全体を一望できる素敵な場所ですよ。
蔵王温泉街は山に囲まれて位置しており、蔵王が一般世界と隔絶した桃源郷のように見えました。
斎藤茂吉の歌碑
山頂の広場には斎藤茂吉の歌碑がありました。
「蔵王より ひくき雁戸の あゐ色を しばし恋しむ 雪のはだらも」
斎藤茂吉は山形県出身の歌人で、蔵王に関する歌もいくつか詠んでいます。
蔵王中央高原散策路にはこの歌も含めて6つあるそうなので、歌碑巡りを楽しむのもいいですね。
開運の鐘
蔵王中央散策路には3つの鐘があり、「愛の鐘」「健康の鐘」そしてこの蔵王大黒天展望台に「開運の鐘」が設置されています。
観光客がひっきりなしに打ち鳴らしていました。
周囲に澄み渡る心地よい音は、爽やかな空気を伝い、我々の心の中に染み込んできます。
本当にいいことがこれから起こりそうな気分にさせてくれ、前向きな気持ちになりますよ。
現地で鐘の音を体験するのが1番ですが、次の風景動画の中で聞くことができますので、お楽しみください。
最後に:散策コース案内
蔵王中央ロープウェイの鳥兜駅を降りて、今回御紹介した蔵王大黒天展望台を見学してから、いよいよトレッキングコースに入っていきます。
写真にもあるように、トレッキングコースは大きくは3種類に分かれていますので、時間やご自身の体力と相談して、散策していけばいいですね。
自分は、時間の都合上「ドッコ沼コース」を選び、この後は中央第1リフトに乗ってドッコ沼に向かいました。
他の記事で御紹介しますので、そちらも合わせて参考にしていただければと思います。