バレエ

「バレエ立ち」をしよう!レッスン中はただ立っている瞬間はないです!【大人バレエ・プレパレーションで立ってる時の注意】

バーレッスンで音楽が鳴る前に、両手アンバーや片手にバーを置いて立っている時、大人バレエの皆さんは何を考えているでしょう??

何も身体のことを気にせず、ただ突っ立っているだけでは、その時点ですでにバレエではなくなっています。

バレエは

立っている時でも(静止状態でも)、身体の内部では動きを続けている

ものです。

実際にプロのバレエダンサーは立っていても常に引き上げをキープしているので美しいたたずまいですし、「バレエ立ち」することで華やかなオーラを周囲に醸し出しています。

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今回はバーレッスンでプレパレーション前に立っている時に何を注意していたらいいか確認しながら、きちんとした「バレエ立ち」を目指していきましょう。

注意点は15項目に絞りましたので、すべてを一度に意識するのは大変かもしれませんが、一つずつ注意して克服していってもらえればと思います。

ある程度経験のある方は、改めて復習するためのチェック事項として活用して頂ければ幸いです。

身体を引き上げ続ける!

これがダンサーのオーラを出すための一番のポイントですね。

上半身を引き上げ続けると同時に、下半身は床を押すことを忘れないようにしましょう。

反発がなければ引き上げることはできません。

首を垂直に立てる!

首筋を垂直に立てましょう。

首が前傾していたりすると、軸が傾く原因となりますので、あごを引きながら首を垂直に保ちましょう。

顔・目線の向きに注意!

プレパレーションの時は、胸は前で、顔はバーと反対側の斜め方向を見ましょう。

この時、目だけで斜めを見てギョロ目みたいな感じで怖い人になっている方がいますが、きちんと顔全体を斜め方向に向けるようにしましょう。

人によっては、目線より鼻の方向を変える気持ちでいくと、うまくいくかもしれません。

目線は下を向かず、遠くを見るように!

顔の方向が正しくても、目線が下のほうに向きがちであることが、大人バレエでは散見されます。

目線は遠くを見るように、若干斜め上のほうを見るようにしましょう。

肩は力を入れずに下げる!

肩には力を入れず、自然な形で下げましょう。

肩が上がっていると、相対的に首が縮んで見え、下手すると首がなくなってしまいますよ(笑)。

背筋をまっすぐに!

猫背にならないように鏡を見て、自分の姿を時折チェックしましょう。

背筋が曲がった状態だと、身体の軸を維持することができず、体全体に安定感をもたらせません。

見た目にもバレエの世界からかけ離れた感じにもなってしまいますよ。

お腹を引っ込める!

腹筋を使ってお腹を引っ込めましょう。

特に引き上げがなかったり、背筋が伸びていないと、お腹も出やすくなります。

アンバーのひじを落とさない!

ひじは外側への力を働かせましょう。

よく脇にタマゴ一つ分を挟む感じでと言われますが、ひじは落とさずにきれいなアンバーを作りましょう。

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アンバーの指先まで気をつける!

指先に意識が言っていない人がけっこう見られます。

手の先まで注意を向けるようにしましょう。

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おしりを締める!

おしり・足の付け根をしっかり内側にいれましょう。

アンドゥオールの助けにもなるし、軸を取る助けともなるので、しっかり意識して締めましょう。

骨盤を立てる!

お腹を引っ込めたり、引き上げをキープしていても、骨盤は傾かないように注意しましょう。

前傾すると反り腰になるし、後傾するとする背筋がまっすぐに維持できなくなります。

アンドゥオールを忘れない!

もう基本中の基本ですね。

「バレエ立ち」かそうでないかの違いが、アンドゥオールの有無と言っても過言ではありません。

足の付け根から太ももの裏側の筋肉を使って、下半身全体を外旋していきましょう。

膝を伸ばす!

引き上げを伴っていれば自然と伸びるものですが、1番ポジションで足と足の間に空間がないようにするぐらい、しっかり膝を入れるようにしましょう。

大人バレエではこの時点で曲がっているのが散見されます。

足裏3点に気をつける!

①足の親指の付け根

②小指の付け根

③かかと

を意識しましょう。

バレエでは、この3点に均等に力がかかるように立ち、床を感じて押します。

身体の安定感を生む最前線の場所ですね。

体の中に一本の軸を作るように!

ここまで挙げてきたポイントの集大成ですね。

横から見て綺麗に一つの軸ができるのが理想の形です。

★最後に★

「バレエ立ち」をしているだけでも、インナーマッスルが鍛えれるので、それだけで立派な運動になっていますよ。

バレエはプレパレーションの時点で(静止状態で)、動きが始まっていることを忘れないようにしましょう。

下にチェック表としてまとめておきましたので、見返しながら活用してみてください。

バレエは立っているだけでも、考えることがいっぱいなので、一つ一つチェックしながら美しい「バレエ立ち」を目指していきましょう。