ほとんどのバレエ教室はレッスン曲にCDなどの音源を使用していますが、都内のオープンクラスのスタジオでは生ピアノの伴奏でレッスンをおこなっているところもあります。
生のピアノの伴奏だと、CDとは違った音楽の迫力があって楽しいですよね。
テンポも揺らぎがあったりしますので、音に合わせて踊る練習にもなり、非常に勉強になります。
ただレッスンに夢中になってしまうため・・・
バレエピアニストさんの視界をさえぎってしまう
大人バレエさんもたまに見かけます。
今回はバレエピアニストさんの視界をさえぎらないようにすべき理由を3つに絞ってお話ししながら、生ピアノによるオープンクラスでの注意事項をお伝えします。
バレエスタジオによっては、生ピアノでレッスンするところもある🎹
CDとはひと味違った音の臨場感の中で、身体を動かすのは気持ちいいし、音楽も心地よく耳に入ってくる✨
ただ、ピアニストも先生の振りや生徒の動きを見ているので、視界の邪魔にならない立ち位置を注意していくべき🎵
— ゴン@バレエ好き or ウィリに囚われし者 (@GONGZHImogutubu) December 21, 2022
バレエピアニストさんも、先生の振り出しを見ている!
バレエピアニストの方は、先生が始めに指示するアンシェヌマンを見ています。
先生が出す振りを見て、即座にどんな曲想で、どんなテンポの曲にするか考えて弾きます。
なので、我々が先生の振りの順番を頑張って覚えようとしているのと同じぐらい、バレエピアニストさんも先生の振り出しを注意深く見ているので、バレエピアニストさんの視界を邪魔しないようにしましょう。
みんなの踊りも見ているよ♪
バレエピアニストさんは、最初の先生の振り出しだけを見て、あとはピアノを弾いているだけ、というのではありません。
我々ダンサーの動きを見ながら、アンシェヌマンの動きに合わせてテンポを調整しています。
動きの切れ目などに曲のスピードを早めたり遅くしたりするし、センターで次のグループが入る際、テンポを緩めて入りやすくしてくれています。
こちらの踊りの反応をうかがいながら演奏しているので、バレエピアニストさんが全体を見えるようにしてあげなければなりません。
男性の番で、テンポを変えてくれている!
センターレッスンで、特にアレグロやグランワルツで男性が入る時は、テンポを変えてくれています。
女性のスピードと同じでは男性は踊りづらくて練習になりません。
バレエピアニストさんはグランワルツで男性が出てきたのを確認したら、男性の動きに合わせてテンポを変えるので、やはりスタジオ全体が見まわすことができたほうがいいですよね。
最後に
初めてスタジオ全体に生のピアノが響く中でレッスンをしたときは、舞台のような臨場感があって気持ちよかったですが、それはバレエピアニストさんが
気持ちよくレッスンできるように演奏に工夫を凝らしてくれている
ためであり、踊る側もピアノの周辺での順番待ちや動きには注意していきたいですね。
オープンクラスなどでレッスンする際は、周囲のダンサーだけでなく、バレエピアニストのほうにも気をつかっていきましょう!