今回はスイスのマッターホルンを最も間近で見ることのできる展望台
「ゴルナーグラード展望台(Gornergrat)」
をご紹介します。
標高約3,100メートルの高地に位置し、アルプスの壮大な景色を楽しめる場所です。
とりわけマッターホルンをはじめとする4,000メートル級の山々のパノラマビューが圧巻で、壮大な景色や自然を満喫できる場所として、山好きや写真撮影が趣味の人にとっては「特等席」のような展望台です♪
スイスの山岳地帯にはたくさんの展望台がありますが、マッターホルンを見るなら以下のポイントを元にして、この「ゴルナーグラード展望台(Gornergrat)」を目指しましょう!
周囲に山を遮るものが何もない!
ゴルナーグラード展望台の特徴の一つは、周囲に人工的なものがほとんど存在せず、大自然そのものを何も邪魔されることなくダイレクトに感じることができることです。
360度どこを見渡しても素晴らしいアルプスの風景は、どこか精神性さえも感じられ、こちらに語りかけてくれるようでしたよ。
標高の高さと辺り一面を覆う山々が作り出す絶景には圧倒されて、その場で何も考えず時間の流れに身をゆだねることができました。
自分が展望台に行った日は、幸運にも快晴で深い青色の空が広がっていました。
真っ青な空と、白い山々や氷河のコントラストが絶妙で、まるで絵画のような景色が広がっていて自然が描いた芸術に心を揺さぶられました。
澄んだ空気と抜けるような青空は、いつまでも見ていたくなるような感動的な光景でしたよ。
望遠鏡を覗いて山の名前を確認してみよう!
ゴルナーグラード展望台にはいくつか望遠鏡がありますので、ぜひ覗いてみましょう!
これ実はただの望遠鏡ではなく、中を覗きながら方向を変えると、山の名前と標高の案内表示が自動的に出てきます。
マッターホルン以外の山々の名称もわかりますので、お気に入り山があればぜひ確認してみるといいでしょう!
あたりの氷河も美しい!
アルプスの山だけではありません。
ゴルナーグラード展望台からは、世界最大級のゴルナー氷河をはじめとするいくつもの氷河を眺めることができますよ!
白く輝く氷河が山々と対比をなして広がる様子は、壮大かつ神秘的で、目をしばし奪われるほどの美しさです。
夏でも氷河の美しい白さを目にできるため、四季を問わず訪れる価値があると言えます。
ゴルナーグラード展望台へのアクセスはいたって簡単!
標高3,100メートルという高地にある展望台ですが、アクセスは思いのほか簡単です。
展望台へは、世界で最も高所を走る電気鉄道の一つであるゴルナーグラード鉄道を利用してアクセスできます。
ツェルマット駅の道を挟んだ真向かいに始発の駅があるので、ゴルナーグラード鉄道に乗って40分ほど揺られればもう展望台に到着です。
この登山鉄道自体も観光の大きな魅力であり、車窓から眺めるアルプスの景色はまさに絶景ですよ!
このゴルナーグラード鉄道に乗るだけでも価値があると言えるでしょう。
ゴルナーグラード展望台は、午前中に行くべし!
注意してほしいのは、ゴルナーグラード展望台には午前中に行くようにしましょう。
マッターホルンに限らず、山岳地帯は午後になると雲がかかりやすくなる傾向があります。
これは標高が高いため、天候が急変しやすいアルプス特有の気象現象の一つで、特に午後は山の気温上昇により雲が発生しやすくなり、全体的な景色が見えにくくなりがちです。
そのため午前中の方が天気が安定していて雲が少なく、真っ青な空や美しい山々や氷河のパノラマビューをより楽しめる確率が高いです。
天候が変わりやすい場所だからこそ、事前に天気予報を確認し、早めの時間に訪れることで、よりクリアな絶景を楽しむことができますよ!
できれば3100クルムホテル ゴルナーグラート(3100 Kulmhotel Gornergrat)に泊まって早朝に!
マッターホルンは確実に美しい姿でみたいなら展望台の隣にある
「3100クルムホテル ゴルナーグラート(3100 Kulmhotel Gornergrat)」
に泊まり、早朝に観賞するのが一番です!
早朝は、空気が澄んでいて、雲もほとんどなく、晴れた日には真っ青な空と白く輝く山々や氷河の景色を一望できます。
また、朝の光が山々を照らし、マッターホルンなどが美しく浮かび上がる瞬間は格別です。
さらに、早朝は観光客も少なく、静かな環境の中で自然の壮大さを独り占めできるため、最高の時間を味わえますよ!
朝の冷たい空気の中、雄大な景色を前にするのはまさに「特等席」にいる感覚です。
宿泊すれば夕方も静寂の中でマッターホルンを観賞できる!
「3100クルムホテル ゴルナーグラート(3100 Kulmhotel Gornergrat)」に泊まれば、帰りの鉄道の時間を気にする必要がなく、夕方のマッターホルンも楽しめます。
ゴルナーグラード展望台からの夕方の景色は、昼間とはまた違った魅力を持っています。
特に、夕日が沈む時間帯は、アルプスの山々や氷河が黄金色やピンク色に染まる「アルペングロー」という現象が見られます。
マッターホルンをはじめとする山々が、夕日の光を浴びて幻想的な色合いに変わる瞬間は、とてもロマンチックで美しいですよ!
夕方は、日中に比べて観光客も少なくなるため、静かな雰囲気の中でこの特別な時間を楽しむことができます。
さらに、日が沈んだ後は、徐々に星が輝き出す時間へと移行し、昼と夜の狭間の静けさを感じられるのも魅力です。
ホテルに滞在していれば、時間を気にせず夕方のマジックアワーをゆっくり堪能できるので、朝だけでなく夕方も個人的には絶対にオススメです!
最後に
ゴルナーグラード展望台のポイントを大きく3つにまとめると・・・
①マッターホルンや4,000メートル級の山々、氷河、真っ青な空が広がる壮大な自然のパノラマビューを楽しめる。
②午後になると雲がかかりやすくなるので、午前中に行くほうが澄んだ青空とクリアな視界が期待できる。
③できれば「3100クルムホテル ゴルナーグラート(3100 Kulmhotel Gornergrat)」に泊まり、早朝や夕方の観光客が少ない時間帯に、ゆったりと展望台からの景色を満喫する。
この3点のポイントを押さえながら、ゴルナーグラード展望台を最大限に楽しんで頂ければ幸いです♪