スイス旅行

マッターホルンのためのホテル「3100クルムホテル ゴルナーグラート(3100 Kulmhotel Gornergrat)」の部屋について

今回は「3100クルムホテル ゴルナーグラート(3100 Kulmhotel Gornergrat)」部屋に特化してお話ししたいと思います。

このホテルのざっくりとした説明はすでに別の記事にしてあり、そちらを参照してもらいたいですが、マッターホルンを部屋から眺めるという贅沢な時間を楽しめるホテルです。

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その部屋の中の様子をここでは取り上げますので、マッターホルンを見に行かれる方は参考にしていたければと思います。

それぞれの部屋に山の名前がついている。

部屋のドア(外側)

「3100クルムホテル ゴルナーグラート(3100 Kulmhotel Gornergrat)」の独特なポイントの一つとして、各部屋にそれぞれ山の名前が付けられていることが挙げられます。

例えば、マッターホルンやモンテローザなど、有名な山々の名前が部屋に付けられていて、山々との繋がりを感じながら滞在を楽しめるのが特徴です。

ちなみに自分は「ドゥレンホルン(Durrenhorn)」という部屋を割り当てられました。

「ドゥレンホルン(Durrenhorn)」もスイスのアルプスに位置している四千メートル級の山の一つで、ホテルに泊まった翌日にゴルナーグラード展望台で見ましたが、見応えのある山で自分にとっては記念となる山となりましたよ。

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「ドゥレンホルン(Durrenhorn)」

部屋番号が標高になっている。

部屋には名前がついていますが、部屋番号もその山の標高が当てられていました。

自分の泊まった「ドゥレンホルン(Durrenhorn)」は標高4053メートルの山ということで、先ほどのドアの写真のとおりそれが部屋番号になっています。

まあ、ネットで「ドゥレンホルン(Durrenhorn)」を調べてみると公式には標高4035メートルとなっているので、どっちが正しいのだろう・・・!?と思いましたが(笑)

ただ、部屋の番号と階が当然一致しなくなるので、気をつけていないとちょっとした混乱を招くかもしれませんね。

通常のホテルなら305とかなら3階かな?と予想できますが、階数に関係なく部屋番号が割り当てられていますから。

特定の山の名前や標高が部屋についているからといって、必ずしもその山に対応した高さやフロアに部屋があるわけではないので、チェックイン時に下の写真のようなカードをもらえるのでかならず自分の階をチェックしたほうがいいでしょう。

部屋のデザインは木材を基調としてる。

「3100クルムホテル ゴルナーグラート(3100 Kulmhotel Gornergrat)」の部屋は、木材を基調としたインテリアデザインが特徴で、自然の中にいるような温かみや落ち着きを感じることができる部屋でした。

部屋の壁や家具は木材で作られており、ナチュラルで温かい雰囲気が漂っていて、木の質感や色合いが、山岳地帯にマッチし、自然との調和を醸し出していましたよ。

また、木の柔らかい色調は、部屋全体の雰囲気を穏やかにし、落ち着いた印象を与えてくれ、山に囲まれた孤島のような山岳ホテルという自然環境の中でも、安心感を得られるデザインとなっていました。

木材を多用したデザインは、自然の中に溶け込むような感覚を与え、山岳リゾートらしい洗練された雰囲気をだしていましたね。

部屋はシンプルでありながらも温かみがあり、木材を基調としたインテリアでリラックスできる工夫がされていて過ごしやすかったです。

部屋名の山とその山の石がある。

シンプルで木材を基調としたデザインだけでなく、部屋には、その部屋の名前となっている山にちなんだが設置れています。

これは、宿泊客が実際に目の前に広がる山々との特別なつながりを感じられるようにするための工夫を感じられました。

下の写真は自分の部屋にあった「ドゥレンホルン(Durrenhorn)」の石ですね。

石とともに簡単な説明書きがあって、よりその山の魅力を感じることができるような仕掛けとなっていましたよ。

各部屋に配置された山の石は、地元の自然や山の壮大さを身近に感じることができ、ホテルのユニークさを出していて良かったです。

標高3100メートルという特別な場所で、アルプスの一部を物理的に持ち帰るような感覚が得られるのも、このホテルならではの魅力と感じました。

マッターホルンが底にあるペットボトルが机にある。

部屋には、ペットボトルの中にマッターホルンがデザインされたミネラルウォーターがありました。

こういうの自分は地味に好きで、水を飲んだ後もお土産代わりに日本に持ち帰ってしまいました(笑)

このミネラルウォーター「Valais」は、スイスのヴァレー(Valais)地方で採水された水のブランドです。

マッターホルンを詰め込んだボトルデザインは、スイスの清らかな自然を象徴するもので、アルプスの澄んだ水が詰められているという品質のアピールにもなっていますよね。

ボトルの中に閉じ込められたマッターホルンを見るたびに、アルプスの新鮮な空気と自然を感じられるような演出が魅力的です。

その他の設備やアメニティも完備されている。

各部屋にはWi-Fiバスルームなど、基本的な設備が整っており、快適に滞在できました。

バスルームは広々としていて、窮屈さがなく良かったです。

アメニティーもシャンプーやリンスなど基本的なものは揃っていたし、歯ブラシもありました。

ヨーロッパのホテルは、衛生管理上のためか歯ブラシを置いていないことが多いので、珍しいなと思いました。

注意点としては、充電のためのUSB差込口はどこにもなかったので、充電したい方はバッテリーかコンセント付きの充電ケーブルを持って行ったほうがいいでしょう。

標高3100メートルの場所なのに、こんな快適に過ごすことができるなんて思いもしなかったので、非常にリラックスして宿泊を楽しめましたよ!

何と言っても絶景ビューが一番!

まあ、「3100クルムホテル ゴルナーグラート(3100 Kulmhotel Gornergrat)」の部屋の特徴は、何と言っても

窓の外を振り向けば「マッターホルン」がド迫力見える!

ことでしょう。

これだけ大きなマッターホルンと壮大なアルプスの山々の景色を、部屋の中から目の当たりにできるのは、このホテルしかありません。

一日中その景色を眺めているだけでも心が癒され、贅沢な時間を過ごせるのは素晴らしい宿泊体験でした。

特に、刻々と変わる光の具合や天候によって、山の表情も変わるため、まるで生きたアートのように飽きることがなく、朝の柔らかな日差しから、夕暮れの美しい赤いグロー、夜には満天の星空とともにマッターホルンが浮かび上がる姿まで、どの時間帯でも感動的です。

一日中何もせず、ただこの雄大な自然を眺めながら過ごすことこそ、「3100クルムホテル ゴルナーグラート(3100 Kulmhotel Gornergrat)」の部屋の最大の魅力と言えるでしょう!

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最後に

「3100クルムホテル ゴルナーグラート(3100 Kulmhotel Gornergrat)」は登山家が山登りの最中に立ち寄る山小屋ではありません。

手ぶらで行っても快適に過ごすことができ、さらにはマッターホルンをはじめとする壮大やアルプスの山々を全身で受容できる立派なホテルでした。

旅行好きの方なら一生に一度は泊ってほしいホテルなので、スイスのツェルマットに行かれる方は、ぜひ「3100クルムホテル ゴルナーグラート(3100 Kulmhotel Gornergrat)」で素晴らしい宿泊体験をしてみてくださいな!