バレエ

『くるみ割り人形』の第1幕で「午前12時の鐘の音」は本当に12回鳴っていたか!?

バレエの名作『くるみ割り人形』には、誰もが知る幻想的な音楽やストーリーが詰まっています。

その中で、個人的にたまに気になってしまうのが「午前12時の鐘の音」です。

そう、クララが小さくなる前に、時計の針が12時になった時に鳴るあの鐘ですね。

今回は、この鐘の音についてのスモール記事です☆

なおこの記事は鐘の音を叩く奏者にプレッシャーをかける意図はありませんので、該当の方、そこんとこよろしくお願いいたします♪

『くるみ割り人形』のバレエ全曲版と演奏会用組曲版の「細かすぎて伝わらない」違い(まとめ)今回は『くるみ割り人形』のバレエ全曲版と演奏会用組曲版の「細かすぎて伝わらない」違いのまとめ記事です。 知っているからって鑑賞や自...

「午前12時の鐘の音」を叩き間違えた!?

かれこれ10数年前に、バレ友(バレエ友達)と『くるみ割り人形』を劇場に見に行った時に、公演後友人が

「今日の午前12時の鐘の音、一回足りなかった・・・」

と言っていました・・・。

「そんなバカな」

と思いましたが、『くるみ割り人形』の午前12時の鐘は、音楽的な伴奏なしで完全に静寂の中で鳴り響きます。

あの張り詰めた静寂の中で、鐘の音を叩く強度と音と音との間隔に注意しながら、自分が12回きちんと叩けるかなと、ふと思ってしまいました。

『ジゼル』の第2幕にも朝4時になる鐘がありますが、あれはあくまでもオーケストラとの掛け合いの中で鳴っています。

演奏なの流れの中で鐘を鳴らすことができるので、回数を間違えることはないのですが『くるみ割り人形』の場合は言ってみれば、

完全どソロ

状態なので、自分ならかなり緊張してしまい、叩き間違える自信があります(笑)

もはや毎公演で「鐘カウント」してしまう体になってしまった!

とは言え、奏者はプロだしそんなに間違えるとも思えないし、やっぱりバレ友のほうが聞き間違いた可能性のほうが高いような気もしましたが、でもそれはプロも人間なので

ひょっとしたら間違えたっ!?

ってこともあるかもしれません。

そのバレ友も几帳面な人でオーケストラ奏者として経験があったから、テキトーな人ではありませんでしたので(むしろ融通の利かない実直な人)、真偽のほどは定かでありませんが、まあ、普通はそもそも好き好んで鐘の回数を数える人もそうはいないでしょう。

ただ、この一件があってからは自分は鐘の音の回数がいちいち気になってしまい、それ以来・・・

必ず数えるようにしています!(心の中で)

これって意識し始めると、もう反射的に数えてしまう思考回路ができてしまうので、たぶんこの記事を読んでしまった方は数えてしまうことでしょう(すいません)。

最後に

という、今回はどうでもいい話なのですが、別記事で紹介した

のように『くるみ割り人形』は様々な聴きどころがあるので、

午前12時の鐘を数える「鐘カウント」

も、『くるみ割り人形』の劇場観賞の際のルーティンに加えてみてもいいと思いました。

ダンサーの踊りを楽しむのはもちろんですが、こういった細かなことを知識として把握しておくと、また違った視点で『くるみ割り人形』を味わえるので

鐘カウント

楽しんでみてくださいな!

『くるみ割り人形』はバレエであることを知らない!?演奏会用組曲しか聴いてない(演奏していない)人とバレエ関係者の認識の違いについて今回はバレエ『くるみ割り人形』の演奏会用組曲しか、聴いてなかったり演奏してしなかったりする人は、『くるみ割り人形』に対する認識がバレエを...