ロンドンの中心にはテムズ川が流れており、たくさんの橋があります。
例を挙げれば
●エリザベス・タワー(ビックベン)やウェストミンスター宮殿が見渡せるウェストミンスター橋
●橋げたが上がるタワー・ブリッジ
●映画『哀愁』(兵下とバレリーナの恋物語)で有名なウォータールー橋
がありますが、バレエファンにとっては、やはりこの橋・・・
Bridge of Aspirationでしょう!
ロイヤル・バレエ団に詳しい人はご存じかと思いますが、
「ロイヤル・オペラ・ハウス」と「ロイヤル・バレエ学校」をつなぐ橋
となっており、生徒さんがロイヤル・バレエ団を目指す「願望の橋(直訳)」となっていて、「夢の懸け橋」や「希望の架け橋」とも日本語で訳されています。
ロイヤル・オペラ・ハウスにあるので、ロンドン旅行の際にはぜひ訪れてみてください。
「Bridge of Aspiration」の場所
まあ、ロイヤル・オペラ・ハウスにくっついているので、劇場にいけば見逃すことはないでしょう。
ちょっと路地裏のようなところ架かっていますが、遠くからでもけっこう目立っています。
波打っているような独特のフォルムも目を引くので、けっこう観光客も足を止めて写真を撮っていましたよ。
橋の由来を知らなくても、目を奪われるような独創的な形状をしているので、思わず何これ?となるのでしょうね。
「Bridge of Aspiration」の外観
何も知らない観光客のためにか、ロイヤル・バレエ学校の入口付近に、橋の紹介プレートがありました。
路地裏を歩いていると事前の知識がなければロイヤル・バレエ学校も普通の建物に見えてしまうので、橋がなければ通り過ぎてしまうかもしれませんね。
その意味で、橋はロイヤル・バレエ学校のシンボルとなっていると言えます。
またロイヤル・バレエ学校の生徒さんも、ロイヤル・バレエ団の公演に子役として出演することもあるので、すぐに隣の施設へ足を運べる利便性もあります。
単純な外観の美しさだけでなく、機能美も有しているところが素晴らしいところですね。
「Bridge of Aspiration」の中
橋の中ですが、ロイヤル・オペラ・ハウスの内部ツアーで一般の人も見ることができます。
興味のある方はぜひツアーを申し込んで実際に橋を渡ってみるといいでしょう。
中は中で渦巻き状になっていて、斬新な作りになっていますね。
外観の美しさだけでなく内部も見応えがあって、生徒さん達の夢の実現を応援しているかのようです。
最後に
Bridge of Aspirationは夜もまた別の顔を見せてくれ、印象的な光景を作り出しています。
冒頭に述べたように、ロンドンのテムズ川沿いには様々な橋がありますが、特にバレエファンの方はこちらの橋もぜひ忘れずに見に行ってくださいね!