プリエそのものに宿る“美しさ”とは?― ただの準備動作ではない、その奥深さ ―バレエのレッスンで持っていたい心構え
バレエレッスンの最初に必ず行うプリエ。
ジャンプの着地をやわらかくしたり、怪我を防ぐための大切な動きとして知られています。
でも実は――プリエそのものにも、しっかりとしたバレエとしての美しさが最初から宿っているのです。
プリエは着地の吸収など怪我防止の側面もあるけど、プリエそのものにも美しさは備わっている✴
たとえばタン・リエは中途半端な膝の曲げ方だとダイナミズムが生まれないけど、バーレッスンでやるような深いプリエを伴った動きであれば、動作に深みが増して見ていて躍動感が出てくる🍀
— ゴン@バレエ好き or ウィリに囚われし者 (@Singular_Asami) August 13, 2023
プリエは「ただ膝を曲げる動き」ではない
プリエというと
「膝を曲げる準備動作」というイメージを持つ人も多いかもしれません。
しかし本来のプリエは
上体を引き上げたまま
股関節から外へ開きながら
脚全体で床をとらえる
という、とても繊細でコントロールされた動き。
このコントロールがあるからこそ、
静かな中にもエネルギーを感じさせる美しさが生まれます。
深いプリエが生む「動きの深み」
プリエそのもののに美しさが内包されている例として、たとえば
「タン・リエ(Tendu lié)」
があります。
この動きは、ただ脚を出し入れするだけではなく、
プリエを伴うことで流れやつながりが生まれます。
もし膝の曲げが浅く中途半端だと
動きが軽く見える
ダイナミズムが出ない
表現に奥行きがなくなる
といった印象になりがちです。
一方で、バーで行うようなしっかりとした深いプリエを使うと――
動きに重みと深さが出る
上体とのコントラストが際立つ
見ていて躍動感が生まれる
つまり、プリエの質そのものが“踊りの質”を決めるとも言えるのです。
「タン・リエで重心移動するときに、上半身を忘れないでください💕」
前に移動するときに、腰あたりだけが先行してしまって、胸が反ってしまっていることが、大人バレエにありがち😓
上半身と下半身を分離せずに、一体となっての重心移動を心がけよう✨
— ゴン@バレエ好き or ウィリに囚われし者 (@Singular_Asami) April 27, 2022
プリエは「美しさを仕込む瞬間」
ジャンプでもターンでも、華やかな瞬間の直前には必ずプリエがあります。
でもそのプリエは単なる準備ではなく、美しさを仕込んでいる時間とも言えます。
床とのつながり
身体の引き上げ
エネルギーの蓄積
これらが丁寧に行われたプリエは、それだけでひとつの「完成された動き」として美しく見えるのです。
タンリエの時に先生がボソッと「時がつながってないなぁ~」とつぶやいていた😱
temps lie(時が結ばれた)のフランス語の通り、引き上げながらスムーズに重心を移動させないとね😅
移動後に後ろ足に寄りかかっていたら、それは時が断絶していると言える😂
— ゴン@バレエ好き or ウィリに囚われし者 (@Singular_Asami) June 2, 2021
最後に
プリエは
✔ 怪我防止のためのクッション
✔ 次の動きへの準備
であると同時に
それ単体で魅せることができる美しい動き
でもあります。
そんな意識で向き合うと、いつものバーレッスンが少し違って見えてくるかもしれませんね。
