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「土合駅」もはや観光名所!!群馬の秘境駅の魅力を紹介♪

今回は群馬県にあります「土合駅」を紹介したいと思います!

駅とは言え、「日本一のモグラ駅」と呼ばれるように、かなり深いところにプラットホームがある珍しい駅です。

そして、プラットホームにいくまで462段もの階段があり、それがこの駅をかなり有名なものにしています。

なので、旅行好きの間では、一つの電車の駅としてよりは、むしろ「観光名所」として認識されている感じですね♪

今回は、「土合駅」の魅力を中心に、注意点を含めながらお話ししたいと思います。

土合駅の場所と外観

土合駅の場所はどこ??

土合駅は群馬県の上越線にある無人駅で、谷川岳を登る登山客やトレッキング客の人がおもに使用する駅です。

とは言え、先ほどもお話ししたとおり、駅とはいえ、もはや観光名所になっており、実際自分が行った時も、電車に乗らず駅を見学するだけの観光客がたくさんいましたよ!

無人駅なので、入場券は必要なく、そのままホーム内にいけますので安心してください。

土合駅の入り口外観と駐車場

これは土合駅を外から撮ったものです。

普通の駅と違って、山小屋をイメージしたような独特の形をしていますね。

赤いトタン屋根が目立つ印象的な作りとなっています。

駐車場もご覧のように広いので、止められないということはあまりないと思います。

舗装されてない砂利の状態ですので、少しガタつきますが駅を見るために止めておくぶんには問題ないでしょう。

万が一、駐車場が満杯になっていて止めるスペースがなければ、このすぐ近くに谷川岳ドライブインがあるので、そこに止めて歩いてくればいいと思います。

入り口にはこんな看板が・・・

「ようこそ日本一のモグラ駅 土合へ」

奇妙に歪んだ木材に書き込んでいる感じで、それがまた土着的でよかったです。

最後の「土合へ」の部分だけ縦書きで書いてあるところが、無理やり入れ込んだ感ありますね♪(笑)

駅舎内・待合室

中に入るとかつて有人駅だったことの名残で、切符売り場がありました。

もちろん改札口も残っているし、今でも臨時便が出る時などは駅員さんがきますので、完全閉鎖ではなさそうですね。

写真にある注意喚起の看板があるように、谷川岳は実は世界で最も登山の死者が多い山です。

最も高い山であるエベレストよりも死者が多い場所です。

ご存じのように標高も高くはないし、トレッキングコースとして気軽に登れるのですが、東京から日帰りで来れるぐらいのほどよい距離のある場所にあるせいか、

山の恐ろしさを軽く見てきちんとした準備をせず登ってしまい、遭難してしまう事件

が後を絶ちません。

上の写真にある看板にもそのことが書いてありますね。

上の運賃表にもあるように、新幹線が発着する「高崎駅」「越後湯沢駅」から土合駅を目指せるので、東京からなら新幹線でいくと1回乗り換えるだけでいくことができてしまいます。

この東京から近くて気軽に行けるところが、土合駅や谷川岳の魅力の一つと言えるでしょう♪

右側の赤いポストにみたいなのが乗車駅証明書発行機ですので、よろしくはありませんが乗車しなくても記念に持って帰るのもいいでしょう(笑)。

左側には時刻表がありますね。

昔は本数も多かったらしいですが、新幹線ができたり、高速道路など交通の手段が増えた結果、今はご覧のように1日5本程度の本数になっています。

それでも利用する人はいるし、もはや立派な観光名所となっているので、駅自体はなくならないかもしれませんね。

今でも谷川岳の入り口となる駅ですしね。

そしていよいよ駅内の階段へ!

まずはよく見るホームの案内板ですね。

周囲が古ぼけているせいか、やけに新しくてきれいで目立っていました。

土合駅の有名な階段は、下りのホームにあるので、に向かいましょう。

階段までいくのに、かつての古ぼけた校舎のような狭い通路をしばらく歩きます。

すると上の写真にあるような少し広めのスペースが出てきて、あの向こうが階段になっています。

そのまま奥に進むと・・・

ご覧のように、まるで異次元の世界に通じるような光景が広がっています!!

このどこまでも階段が続くような光景には、たまげました♪

階段を照らす照明が、ちょうどライトアップをするような効果を出していて、幻想的な空間を作り出していました。

少し写真だとわかりづらいので、下に階段をのぞき込む動画をあげておきますね♪

土合駅下りホームの階段を下ってみた!

この階段は実際のところ山の中にあるので、ところどころ壁から湧水が漏れていました。

階段のわきにある部分にもずっと水が流れていて、耳に心地よいせせらぎの効果音が響いていましたよ♪

また上の写真のとおり、降りる途中に数か所イスが設置されていました。

462段もの階段なので、やはりこのような休憩場所が必要ですね。

地元の木材が使われたイスらしく、老朽化して古ぼけたものもありますが、温かみのあるイスでした。

ところどころでコケが生えており、それがまたなんとも空間にマッチしていて良かったです。

蛍光灯がコケをいい感じに照らしていて、無機質な灰色の空間にささやかな色彩を添えていました。

階段を降りているときの動画もあげておきましょう。

見てのとおり、一段ごとの高さはありませんので、高齢者でも気をつければ足をつっかえることはないと思います。

また、数段ごとに平らな面もあり、延々と階段が続いているわけではないので、段数の多さの割には歩きやすいかもしれません。

ただし、雨水が床面を濡らしたりしている部分もけっこうあるので、足元には注意して進みましょうね♪

そして、約10~15分で下まで到着です!

見てください、降り始めた場所が見えませんね♪

まるで映画に出てくるようなシーンですが、CG処理はしていない生の光景ですよ☆(笑)

そして、降り切った瞬間の動画がこれです!☟

土合駅ホーム

この日の土合駅のホームは少し霧がかかっていて、幻想的な空間が広がっていました。

さすがに下までくると気温がかなり下がっており、少し寒いかなと感じる場所でした。

夏でもちょっと羽織るものを持ってきておいたほうがいいかもしれませんね♪

降りたときはたまたま人っ子一人いなかったので、あたりはシーンとしていました。

ちょっと女性一人は危険かもと思いましたが、すぐに観光客が来たので、夜のニューヨークの地下鉄よりは安全かと思います。

よく見るデザインの案内板もしっかりありました!

こんな地底深くにも見慣れた駅表示があるなんて、なんだか不思議でした。

まるで非日常的な芸術空間に、現実的で俗物的なものが混ざりこんでいるような感じです。

ホームの様子も動画としてあげておきます。

照明がホームを美しく照らしているため、線路先の闇がいっそう強調されていますね♪

この光景はなかなか見ることはないので、本当にオススメです!

普通の地下鉄とはまた一味違った空気感が漂っていました。

ホーム待合室

ホームですので、しっかり待合室もありました。

奥にはトイレも設置されており、地上から70m地下にあっても、きちんと環境整備はしてありました。

温度計もあり、ご覧のように14度を指しています。

この日は外気温は25度ぐらいだったので、地上と地下では10度ほどの差が出ていたことになりますね。

まだ、少し暑さが残っていてこの温度なので、夏場は涼しくて快適かもしれませんが、冬季にはもっと寒くなるのではないかと思います。

実際この日も、15分ほど電車が来るのを待っていたのですが、だんだんと体が冷えてきて少し寒気がしました。

そして、ついに電車が到着!

電車が来る前のホーム構内の反響は迫力がありました!

だんだんと地響きが大きくなって、電車のライトが徐々に迫ってくる光景は、ちょっとした音楽ライブのようでしたよ!

実際電車が来る10分前にはオーディエンスが増えていて、イベントのようでした。

土合駅を見に行くときは、しっかり時刻表を確認していくことをオススメします♪

今度は地上まで階段を登ってみた!

入り口ははるか彼方ですね・・・(笑)

この光景はちょっと気が遠くなりますが、頑張って登るしかありません♪

行きの降りるときには気づきませんでしたが、階段数が要所要所に書かれていました。

なので、これを見ればだいたいどのぐらいまで登ったかの目安になりますね♪

先にも書きましたが、雨水が床面に散っている場所もあるので、足元には注意して登りましょう。

そして、ようやく到着です!

お疲れ様でした、の掲示が行きに入ってきたドアの裏側にありました。

「がんばって下さい」の上に赤い丸点があるところがいいですね。

「疲れいてると思いますが、あと少しですからね!」と励まされているようです♪

ちなみに上りのホームは外にあります♪

上りのホームは下りとうって変わって、のどかな田舎のホームです。

なんだか名曲「なごり雪」にピッタリな駅です♪

これも電車が入るところを動画にあげておきますね。

意外に車内には人が多かったので、路線の利用客はけっこう多いかと思いました。

上りのホームにも電車が来る10分前には撮影のために人が集まってきていましたよ。

最後に

土合駅は映画『クライマーズハイ』のロケ地として使われたりしており、単なる駅ではないもはや一級の観光地と言えますね。

車なら水上インターからすぐですし、電車でも比較的に行きやすいので、ぜひ土合駅の神秘的な空間を楽しんでみてください♪