バレエ

止まらない勇気:バレエはノンストップで!バレエレッスンで先生の出す振りは最後までやり切ろう!

大人クラスのバレエレッスンで、先生の振りが難しくて途中で動きを止めてしまう人がたまにいらっしゃいます。

でも、最初はグダグダでもいいから、最後まで動き続けたいものです。

動き続けることで、体も頭も少しずつ振りに慣れていくし、何より「やり切った」という小さな達成感が積み重なっていきます。

大人こそ、完璧より“続ける”ことが一番の力になりますので、今回はノンストップの重要性についてお話ししたいと思います。

途中でやめない!止まらない!

アレグロなどの早いステップになると、なかなかついていけず、途中で動きを放棄してしまっている人を見かけることがあります。

でも、大人バレエこそ「できない瞬間」を受け入れながらも、まずは最後まで動き続けることが大事です。

たとえ足さばきが追いつかなくても、音楽に乗って動き続けることで、体は少しずつステップの流れを覚えていきます。

最初はグダグダでも、止まらずつなぐ努力が、後々の大きな上達につながります。

自分の場合も

バーで腕と足を連動して動かすなんて絶対無理!!

といつも思っていましたし、センターレッスンでのアレグロもグチャグチャでした。

ましてやその時は小中高生女子が混じるクラスで、しかも大人男性は1人だけだったので、ほぼ笑いもの状態でした・・・。

それでも、頑張って続けているうちに気がつけば(まがいなりにも)流れにはついていけるようになっていくものです。

“できない”と思っていたことが、ある日ふと自然にできている———これって「大人バレエあるある」だと思います。

続けるほど、その積み重ねがちゃんと自分の中に育っていきます。

「終わり良ければ、すべて良し」理論

「極論、初心者はまず最後のポーズさえしっかりやってくれればOKね!」

という指導者もいました。

半分冗談のように言ってましたが、

最初から全部できなくていいし、途中でバタバタしてもいい!
大事なのは、やめないこと!

という意味を込めていたのでしょう。

大人クラスだといろんなレベルの人達がいるので、初心者に優しい言葉で発破をかけていました。

もちろんきちんと振りをできるにこしたことはないですが、まずは一つの振りのゴールまで到達してみることは、上達の近道とも言えるでしょう。

グランワルツなど、途中で諦めると危険なこともある

グランワルツのように大きなジャンプを伴うパートでは、後ろから次の人が流れてくるので途中で止まるのはかなり危険です。

こういうときこそ「できないから止まる」のではなく、できる範囲で動きを“つなぐ”ことが大切。

大きく跳べなくても、流れを止めずに前へ進むだけで安全にもつながるし、レッスン全体のリズムも保たれます。

“やめないこと”は安全面でも上達面でも、とても意味がありますよね。

できないあなたを、みんな「頑張れ!」と思っている

大人バレエなら、誰もが必ず「できない時期」を通ってきています。

自分だって今でもできないことはたくさんあるし、決して他人事だとは思っていません。

だからこそ、みんな心の中では“できない時期の仲間”を応援しているものです。

「下手くそ」なんて思う人は、正直いって心がすさんでいるか、自分に自信がないだけ。

本気でバレエを続けている大人ほど、できない人を見て見下すなんてしないし、むしろ

わかる!自分もそうだった!!頑張れ!!!

と、心の中で応援フラッグ振っています。

大人バレエは、頑張る仲間同士の世界なんです。

最後に

そもそも、意外と誰もあなたの動きを細かく見ていません。

みんな自分のことで精いっぱいだし、できない部分があるのはお互い様。

だからこそ、見よう見まねでいいからまずは頑張ってみること。

そして最後のポーズだけはしっかり決める――そのくらいの気持ちでいけば十分です。

大人バレエは、完璧を求める場所じゃなくて、続けることで少しずつ気持ちよく踊れるようになっていく場所です。

気楽に、でも確実に、自分のペースで育てていきましょう!