今回はロンドンにあるロイヤル・オペラ・ハウスの外観についてのご紹介です。
バレエやオペラなどの芸術に興味がなくても、ロイヤル・オペラ・ハウスには外観を見るだけでも行く価値があります。
もちろんチケットを買って中に入りバレエなどを鑑賞するのが一番なのですが、まずは素晴らしい建築物を見ることだけでも、決して無駄ではありません。
コヴェントガーデン(Covent Garden)というロンドンの中心地にあるので、ロンドン旅行の際にはぜひ立ち寄ってみてください♪
「ロイヤル・オペラ・ハウス」の場所
ロイヤル・オペラ・ハウスは、それ自体をコヴェントガーデンと呼ぶこともあるぐらい、コヴェントガーデンの町のシンボルです。
現在は映画『マイフェアレディ』で出てきたような青果市場はありませんが、ロイヤル・オペラ・ハウス周辺には大きな広場があったりして常に賑わっていますよ。
コヴェントガーデン駅からは徒歩2~3分なので、非常にアクセスはいいです。
大英博物館からも徒歩で行ける距離ですし、ロンドン市内を楽しむならぜひロイヤル・オペラ・ハウスも見てみるべきでしょう。
「ロイヤル・オペラ・ハウス」の外観
ロイヤル・オペラ・ハウスの外観ですが、ちょっと古代のギリシャ建築を意識したような荘厳な姿をしています。
隣にはポール・ハムリン・ホール(旧フローラル・ホール)があり、ここにはクロークやお土産屋さんやレストランが入っています。
ロイヤル・オペラ・ハウスとポール・ハムリン・ホールは中でつながっており行き来ができるので、実質的にはロイヤル・オペラ・ハウスの一部と言っていい建物でしょう。
ヨーロッパの劇場のほとんどは建物の密集地にあり、ロイヤルオペラハウスも全体を写真で収めるほど建物前の通りが広くないので、スマホでの撮影は斜めからになります。
なので撮る時は歩道の奥まで行き、角度をつけて撮るようにしましょう。
向かい側の建物のギリギリまで行って、さらに角から撮影しなければ建物全体が収まった写真にはなりません。
この点はパリのオペラ座の入場口の前が、広々としているのは例外と言えます。
オペラ座を設計したガルニエは、オペラ座前に建物を作ろうとする案に猛烈に反対したのですが、彼は劇場は中だけでなく外でも楽しむことを重視していたのでしょう。
そのこともあってオペラ座の内部ツアーなどの見学者数は、実際に舞台を鑑賞する観客数の約3倍ほどになっていて、それだけでも外からの見え方が大事だと言えますね。
その点は、せっかく荘厳な姿をしているのに、建物密集地域にあるロイヤル・オペラ・ハウスの残念なところかもしれません。
「ロイヤル・オペラ・ハウス」は夜と昼で別の顔を持っている!
とは言え、ロイヤル・オペラ・ハウスの外観も素晴らしいもので見る価値は大いにあります。
ロイヤル・オペラ・ハウスの特徴は先にも話しましたが、ポール・ハムリン・ホールが隣にあり2つの美しい建物が並んでいることです。
ロイヤル・オペラ・ハウスが古典ギリシャ様式なら、ポール・ハムリン・ホールは現代的な様式で、それぞれの時代の建築美を一度に楽しめます。
特に夜の闇の中で、ポール・ハムリン・ホールのガラス張りの窓から優しい光が漏れ出てくる光景は美しく、光と闇のコントラストが印象的です。
ロイヤル・オペラ・ハウスは、昼と夜で別の顔を持っているので、ぜひ昼間だけでなく夜間にも眺めてもらえればと思います。
「ポール・ハムリン・ホール」は、公演日以外も出入り自由!
そしてポール・ハムリン・ホールのほうは公演日以外の日でも、営業時間中は自由に出入りできます。
上階にはバレエやオペラの衣装の展示や、ロイヤル・オペラ・ハウスの簡単な歴史の説明もありますので、時間が許すのであればやはり旅の休憩も兼ねつつ、入って見てみるのもオススメです。
カフェで軽く休憩もできるし、トイレもあって自由に使えるので、旅行の合間にも便利なところです。
特にロンドンは日本のようにトイレを気軽に利用できる場所が少ないので、無料でかつ綺麗なトイレを使えるのはありがたいことですね。
何より、最上階からのコヴェントガーデンの眺めは壮大ですよ!
最後に
もちろんロイヤル・オペラ・ハウスの中にも入ってほしいですが。時間の都合があわない人もいるかと思います。
でも、イギリスを代表する世界的に有名な劇場を見れば、旅のいい思い出となりますよ!
別の記事では、ロイヤル・オペラ・ハウスの内部や鑑賞した時の感想もありますので、あわせて参考にしてもらえればと幸いです。