今回は、男性で初心者からバレエを始めたい方・もしくはまだ経験年数が浅い方が、「バレエ教室に入会する方法」をいくつかご紹介したいと思います。
昨今はローザンヌ国際コンクールで、日本人男子の活躍が目立つ時期があったため、だいぶ
「バレエ=女の子のやるもの」
というイメージは少しは薄らいだ感じもしますが、それでも男性が大人からバレエを始める空気はまだ社会にはありません。
あいかわらず大人クラスの名称は「マダムクラス」や「レディースクラス」だったりするので、男性が入る余地のないバレエ教室は多いです。
また、前に男性の入会を許していたけどトラブルがあって、それ以来は生徒の紹介を通してなどしか受け入れてないという教室もあります。
そういうわけで、バレエ経験がほとんどない、もしくはまったくない男性でもバレエを習う方法をお伝えしたいと思います。
大人バレエにおける男性の現状や悩みなどがわかるので、バレエ教室を運営している方にもオススメな記事となっておりますよ!
★こんな人向け対象の記事です★
◎大人の男性で、バレエ教室を探している方
◎大人の男性で、バレエ教室へのコンタクト方法を考えている方
◎バレエ教室を運営していて、大人クラスを設置している指導者
※あくまでもこの記事の基本的な対象は、大人から初心者でバレエを始める男性を対象としているので、子供の頃から習っていた男性・プロとして活動している男性はまたちょっと記事の対象とは違いますが、男性が少数派である現状は変わらないので、何かの参考にはなると思います。
まずコンタクトするバレエ教室を探す
男性の指導者がいる教室を狙う
言うまでもないですが、男性の指導者が運営しているバレエ教室は、男性を受け入れている可能性は高いです。
ホームページなどで講師の名前が男性であるなら、ぜひコンタクトしてみるといいでしょう。
今どきはグーグル検索などで、たとえば「バレエ 教室 大人 〇〇(地域名)」などで検索すれば何かしらの教室が出てくるものです。
また、総合的なバレエ教室案内をしているホームページとして
というサイトを挙げときたいと思います。
都道府県・市町村まで登録してあるバレエ教室を探せるので、便利かと思います。
とは言え、教室側が登録してないこともあるので、地道に検索することも必要でしょう。
地域情報誌にもよく掲載されているので、アンテナを高くしておくといいと思います。
成人男性入会可の教室をうたっている教室を探す
同じBallet Spaceのサイトでは、成人男性の入会が可能である教室がリストになっているので、探しやすいです。
例えば茨城県なら「成人男性の入会可」の欄に4教室ぐらい登録されています。
また、バレエ教室が独自に作っているホームページにも、成人男性が可能か否か書かれていることもあります。
ただ、生徒募集の項目に「性別年齢は問いません」とありながら、大人クラス名は「レディースクラス」だったり、主婦を狙いとした?平日午前中しか大人クラスはないことも多いです。
そういう場合は、電話等で問い合わせてみるしかないと思います。
たくさんのホームページを見てきましたが、最初から男性の入会は想定していないかのような教室が多いので、男性の場合はけっこう教室が限られてくる感じですね・・・。
スポーツクラブ・フィットネスクラブ・複合ダンス教室で見つけてみる
あまり多くはありませんが、スポーツクラブなどの施設内で、エアロビクスやヨガなどと一緒にバレエレッスンを設けていることもあります。
とある地方で、大型商業施設内の上階にカルチャーセンターがあって、様々なダンス教室が開講されており、その中にバレエレッスンがありました。
これもまた平日の昼間だけに開講していることが多いのですが、講師の方は自分の教室を持っていて出前講師をしていることもあるので、受講して繋がりを作って、講師の運営するバレエ教室にも足を運ぶという方法もありだと思います。
また、様々なジャンルのあるダンス教室は、ジャズダンスやヒップホップなどで男性も出入りをしているので、バレエ単体でやっている教室よりは入りやすいし、教室内にいてもそれほど浮いた感じにはならないです。
上記3つともない場合
「男性講師のいる教室や成人男性入会可の教室は近場にはないし、スポーツクラブなどにもバレエレッスンはないよ!」
という方もいると思いますし、実際のところ東京都内でなければ、そういう男性がほとんどだと思います。
でも、もしあなたにどうしてもバレエをしたい強い気持ちがあるなら諦めないでください!
自分の場合、男性オッケーとは書いてなくても、経験年数を話したら、数年程度の経験でも、とりあえず体験に来てみてくださいと言われて、入れたこともあります。
また、電話口で先生に
「とりあえず大人クラスの女性たちに、男性が入っていいか聞いてみるから、みんなの雰囲気で入会をするか決めます」
と言われたこともあります。
ホームページに「成人男性の入会可」と初めから書くと、「変な人」も来てしまうかもしれないので、あえて大人の男性については触れない方針をとる教室もありました。
なので、思い切って電話などでコンタクトして、入会の許可を求めることも必要となってくるかもしれません。
次のところでは、目当てのバレエ教室を探してから、どんな風にコンタクトをしたらいいかのポイントをお話ししたいと思います。
コンタクト方法
電話
まずは体験レッスンの申し込みですね!
まずは電話の場合ですが、顔が見えないだけに緊張しますが、声のトーンをあげてハキハキとした口調でお話ししたいところですね。
なぜなら、大人からバレエを始める男性は、まだまだ珍しいので相手は「最大級の警戒心」でもってこちらの話を聞いてくるからです。
こちらがもじもじしながら話をしていると、顔が見えないだけに「なんか怪しい人」ととられかねないので、少し恐縮している感じを出しながらも、しっかりと話すといいと思います。
その際は、もし経験があるなら経験年数をお知らせしましょう。
また、具体的に「ピルエットはなんとか2回転できる感じです」など、ちょっとバレエ用語を出しながら現在のレベルを知ってもらうと、相手の警戒心をほどけると思います。
まったくのゼロからの人でも、バレエに興味を持ったきっかけや、好きなバレエ作品などを話せれば少し警戒心を解くことができていいのですが、先生も忙しいので、バレエに興味があることが伝わる会話ができればいいかなと思います。
ともかく経験年数がどれだけよりも、まずは怪しい人と誤解されないような態度・口調が大事です。
普段仕事などでしている電話対応なら大丈夫なのですが、バレエ教室へのコンタクトに関して言えば、大人からバレエを始める男性は、最大級の注意をもってのぞんだほうがいいでしょう。
実際、ある教室で「変な感じの声で気味悪かったから断った」という先生がいました(もしかして普通の人だったかもしれませんが)
メール
次はメールでのアプローチですね。
電話かメールかどっちがいいと言われたら、個人的には電話のほうがいいと思います。
文字だとうまく文章を練らないと、どうしても無機質な感じなってしまうからです。
電話だと、顔こそ見えませんが、口調や物腰からも自分の思いを表現できるので、文字よりはこちらの態度が伝わりやすいでしょう。
ただ、メールのメリットは、相手の時間や状況を気にせずにコンタクトできることですね。
電話のように時間を気にせずバレエレッスンを受けたいことを伝えることができます。
また、口下手の人には、電話でうまく話すことができず怪しまれるよりは、文章で伝えるのも得策かもしれませんね。
ただ、電話ほどリアルタイムでダイレクトにこちらの思いを伝えることは難しいので、やはり思い切って電話番号をプッシュしたほうが、いいかなと思います♪
ホームページにメールアドレスがあっても、実際はあまりメールをチェックしない教室もありますので、確実にコンタクトをとるなら、やはり電話のほうが無難です。
女性の知り合い電話してもらい、初めは一緒に行ってもらう
ちょっと邪道ですが、どうしても電話・メールをする勇気がない方は、女性の友達・知り合いなどに初めだけ一緒に行ってもらうという方法もあります。
電話を女性にしてもらって、男性の友達と行く旨を教室側に伝え、一緒に体験レッスンに行くという形ですね。
バレエ教室側も男性一人から体験レッスンの申し込みを受けるよりも、女性が一緒であるとわかれば安心しくてくれると思います。
お知り合いの女性がバレエに興味はなくても、初回だけで一緒に行ってもらって、あとは自分一人で行くのもいいですね。
なんだかそこまでするのもおかしな話かもしれませんが、大人からバレエを始める男性の現状としては、意外に有効な方法かもしれません。
最後に
大人の男性の方が、まったくの初心者からバレエ教室にアプローチするのは、非常に大変ですよね。
でも、実はもっと大変なのは
何とか入会できてからのバレエレッスン
のほうなので、上述のどんな方法でもいいので、勇気をもってコンタクトをとってみましょう♪
ある程度の経験を重ねて、いくつかのバレエ教室をかけもちしたりすると、大人バレエのコネクションが増えて、他の教室には生徒を通しての口添えで入れるようになります。
だから、初めの一歩が肝心ですので、まずは扉をたたいてみましょう!
次回は、初めてのレッスンでの注意事項などをお伝えできればと思っていますので、まずは教室探しをしてみましょう♪