今回は体が硬くてバレエをすることを躊躇している大人の男性に向けてのお話です。
「俺は体がターミネーター並みに硬いから、バレエなんて無理だよ・・・」
っと、さしてマッチョでもない男性が以前に話していましたが、バレエを始めるにあたって別に柔軟性は必要ありません。
この記事でそんな固定観念を取り除いていただき、遠慮なくバレエレッスンを始めてもらえれればと思います♪
※ちなみにアーノルド・シュワルツェネッガー(ターミネーター役)もバレエレッスンを受けてましたからね♪
プロを目指すのでなければ、柔軟性の必要はない!
「スプリッツ(前後開脚)」
そして「180度開脚」
美しいですし、これぞバレエと思う人もいらっしゃるかもしれません。
でも・・・、
別にプロを目指すのでなければ、ここまでの柔軟性は必要ありません。
もちろんバレエ教室には再開組の人や、大人からでもレッスンを長くやっていて体の柔らかい人などいらっしゃいますが
体が硬い人でも十分にレッスンを楽しんでいますよ!
180度開脚できなければ、バレエをしてはいけないというのは、例えてみれば・・・
時速130㎞の早さでボールを投げることができないから、草野球をしてはいけない
とか
サッカーボールを落とさずにリフティングを100回できなければ、サッカーをして遊んではいけない
と言っていっているようなものです。
だから、体がコチコチでもバレエをしていいし、実際に体の硬い人もレッスンでよく見かけます。
プロでも男性は、女性並みの柔軟性はいらないし、そもそも無理!
それと男性は女性並みの体の柔らかさはそもそも必要ありません。
これはプロのバレエダンサーでも同じで、バレエの本やネットの画像で見る女性ダンサーのストレッチの形は、骨骼的に男性には厳しいです。
男性はむしろ豪快なジャンプや回転などをする都合上、女性にはない筋力をつけたほうがいいです。
もちろん体が柔らかいにこしたことはないのですが、女性のように後ろ足を頭の後ろにつぐぐらいの柔軟性は男性に求められていないし、そもそも身体的徴から不可能と言えますので、男性はバレエの雑誌や画像に惑わされないようにしましょう。
継続してストレッチすれば、どんな人でも一定程度はやわらかくなる!
ちなみに、どんな男性でもストレッチを継続していれば、体は一定程度までは柔らかくなりますよ!
もちろん個人差はありますが、バレエに関心のない一般の人から
「体、柔らかいんですね♪」
と言われるぐらいは、誰でも柔らかくはなります。
始める年齢にもよるのですが、大人から始めても皆さん開脚なら120度以上は開いていますし、スプリッツもべたっと足がついてなくても、前後開脚の近い形にはなります。
だから、バレエを始める前は、ターミネーターでも全然大丈夫です♪
バレエレッスンをするから、柔らかくなるわけではない!
ただ、よくある誤解なのですが
バレエのレッスンをしているだけで、体は柔らかくなりません。
バレエレッスンの動きにも柔軟性をつける動きは出てはきますが、単純に柔軟性のみを求めるだけなら、バレエをしなくても毎晩風呂上がりストレッチをやっていた方が早いです。
バレエレッスンを始めたら、同時にレッスン以外に常日頃からストレッチをしなければ、体は柔らかくなってはいきません。
90分間のレッスンをたとえ毎日受けていても、体は柔らかくなっていきませんので誤解しないようにしましょう。
バレエはストレッチの意義を与えてくれる!
バレエをしたら柔らかくなるというのは、バレエはストレッチの意義を与えてくれるからです。
バレエレッスンを続けていると、個人差があれど周囲はみんなそれなりに柔らかい身体を持っていますので、自分もストレッチをしてああなりたいという気持ちが出てきます。
また、レッスンを長くやりたいので、怪我をしないように柔軟性をつけようという気持ちにもなります。
なので、自然と自宅でもストレッチをする時間を作るようになる感じです。
「何となく健康にいいからストレッチしてみる」というのは長続きしないものですが、バレエレッスンが楽しい、みんなについていきたい、上手に踊れるようになりたいという願望が、継続的にストレッチをさせる気持ちにさせるのですね。
バレエレッスンの環境が、人々をストレッチに向かわせる
と言えますし、そういう意味では「バレエをしたら柔らかくなる」というのは真実でしょう。
最後に
バレエ=体が柔らかい
という発想は、確かにプロを目指すのであればその通りですが、大人男性バレエのくくりで考えるのであれば、この図式は間違っていると言えます。
確かに柔らかいにこしたことはないのですが、バレエをしたくしても体が硬いからできないというのは、誤った考えなのでやめましょう!
そして、少しでもバレエレッスンに興味があるなら、柔軟性のレベルなど考えず、バレエ教室の扉を叩いてみてくださいな♪