バレエ

「足の第2ポジション」レッスンで注意したいポイントまとめ【大人バレエ初心者必見】

今回は「足の第2ポジション」についてのお話です。

足の第2ポジションは、他のポジションと比較して立ちやすい形ですが、だからこそ落とし穴があったりします。

改めて第2ポジションを振り返りながら、注意点を確認してレッスンしていきましょう!

「足の第2ポジション」のおさらい

まず足の第2ポジションのおさらいですが、基本の形は下の写真どおりです。

第1ポジションの形から横にタンデュして、一足から一足半ど間をあけて立つ感じですね。

両足の開きは、広すぎても狭すぎてもいけません。

足の開き具合は、メソッドや指導者の考え方による!

とは言っても、足の開き具合は先生の考え方によって異なるケースも多いです。

ある教室では、「もう少し広めに♪」と言われたことが、他の教室では「広すぎです♪」と指導されたこともあります。

年齢性別で分けている指導者もいたので、いくつか教室を掛け持ちしている方は臨機応変に対応しましょう!

大事なのは

レッスンを受けている教室や指導者の考え方を尊重

することです。

先生方はポリシーを持って指導しているので「郷に入っては郷に従う」の精神でレッスンにのぞみましょう。

「足の第2ポジション」は、180度の開きを目指そう!

バレエを習っていない人でもわかることですが、足の2番ポジションの形はアンドゥオールしやすいです。

骨格的に足を外側に向けやすくなるので、第1ポジションでなかなか足の角度が広くない人も頑張って180度を目指してみましょう。

「足の第2ポジション」はやりやすいだけに、アンドゥオールや引き上げが緩みがち!

ただし人間は現金なもので、アンドゥオールがしやすいと、今度はそのアンドゥオールをする意識が希薄になる傾向があります。

特におしりが緩むせいか、グランプリエの時など上体が前傾して、おしりが後ろに出てしまう人が、大人バレエでは散見されます。

引き上げる力がなくなってしまい、膝が曲がっている人もいるので、第2ポジションでも他のポジションと同様にアンドゥオールや引き上げにいっそう注意していきましょう!

「足の第2ポジション」の形にする時の「踏み変え」

足を第2ポジションの形にする方法として、第1ポジションから横にタンデュして第2ポジションにすることが多いですが、この時に「踏み変え」をしていいか指導が分かれることがあります。

「踏み変え」とは

バーレッスンの始めの方にある「プリエ・プリエ・グランプリエ」の振りで、第1ポジションが終わり第2ポジションへ移る時に、まずバーの反対側の足をタンデュで外に出しますが、その後にバー側の足をタンデュすること

ですが、これもメソッドや指導者によって、禁止しているところ・可能としているところ・気にしていないところなど様々です。

過去の記事にまとめたものがありますが、そちらを参照して頂ければと思います。

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最後に

他のポジションと違って容易な分、気が抜けてしまいがちのが第2ポジション。

足のポジションに限りませんが、簡単なほど、どこかホッとして力が緩んでしまうものです。

やりやすい形や動きほど、より注意してレッスンをしていきたいですね!

「足の第2ポジション」チェック

☑足の開き具合は一足から一足半。

☑開く長さは教室や指導者によって違う、臨機応変に。

☑180度の開きを目指していく。

☑アンドゥオール・引き上げを忘れない。

☑「踏み変え」についても臨機応変に。