バレエ

バレエレッスン中に、先生の振り出しを聞く態度について:「ミラーリング効果」を利用しよう♪【バレエレッスン初心者必見】

今回はレッスン中に先生の話を聞いている時の、オススメの態度をご紹介したいと思います。

先生が振りを出している時、人によって聞く態度は様々ですよね。

直立不動の姿勢で聞いている人、ストレッチしながら聞いている人、振りの説明とは別の動きをしている人などいろんな方がいます。

今回はその中でもレッスンの上達に効果的で、先生からの印象も良くなる態度をお伝えしようと思います。

バレエ初心者の方や、初めて別の教室のレッスンを受ける方向けの記事になっています。

・・・が、意外にベテランの人にかぎってけっこう残念な態度だったりするので、レッスン経験が長い人にも参考になると思いますよ。

オススメの態度:先生の振り出しの動きと同じ動きをする!

まずどんな態度がいいかですが、それは

「先生が振りを出すために動く動作に合わせて、同じように自分も手足を使って動く」

ことです。

先生がプリエの動きをしたら自分もプリエ、タンデュしたらタンデュと先生が振りの説明のためにする動きを、ひたすら一緒に真似ましょう!

もちろん大きな身振り手振りは、そばにいる人の迷惑になってしまいますから、慎まなければなりません。

あくまでも先生の動きを見ながら、小さな動きで手足を使って、振りの確認をするように動く感じですね。

まあ、多くの人が言われなくても普通にこのようなことをしているものですが、改めて先生の振り出しを真似することを意識しましょう。

先生の動きを真似する理由

それでは、なぜこの真似する動作がいいのか、2つ理由を見ていきましょう。

理由1.振りの順番を定着しやすくする

まずはオーソドックスな理由ですが、振りをすぐに覚えるためです。

大人バレエの方には、先生の振りの動作を立って見ているだけの方がたまにいますが、脳内だけで記憶するのは、かなりのベテランか、すごい簡単な振りでもなければ難しいものです。

やはり見よう見まねで自分も手足を動かして覚えたほうが、頭に入りやすいし身体にも伝わりやすく、振りの流れが定着しやすいです。

外国語会話の練習も、黙読より声に出しておこなうほうが効率的なのと同じですね。

前述したようにあまり大きな動きをするのは周囲に迷惑ですが、できるだけ身体を使って記憶の定着をはかるほうが、振りを早く覚えられると思います。

理由2.先生に親近感を持ってもらえる「ミラーリング効果」

2つ目は、先生に親近感を持ってもらいやすくなることです。

これ地味に重要ですよ!

指導している側にとっては、生徒がリアクションを示してくれるのは嬉しいものですし、人間ですから先生も自分の話をきちんと聞いてくれる生徒に注意が向くものです。

心理学の世界でも

「ミラーリング効果」

というのがあり、人間は自分と同様の仕草や行動をする人に好感をもつ傾向があります。

先生からこちらのことに興味を持ってもらえれば、やはり練習中に目を向けてもらう機会が増えますし、注意を払ってもらいやすくなります。

たまに大人バレエレッスン中に、YouTube動画にあがっている海外のバレエ団のややラフな感じのレッスンを真似ているのか、カジュアルな態度で先生の話を聞く大人バレエの方を見ることがありますが、少なくとも日本の個人経営のバレエ教室の指導者には、あまり良い印象は持たれません。

何も先生に好かれる必要もないし、こびる必要もないのですが、円滑なコミュニケーションのためにも、先生の話を聞いていますよ♪という態度は重要となってくるでしょう。

その他のNGな態度について

ここで先生の話を聞く態度として、明らかにNGであるものを、ちょっとご紹介したいと思います。

どれも実際に遭遇してきたので、当てはまっているものがあったら、見直してみましょう!

座り込まない

疲れていたのか?体育すわりを始めてしまう生徒(大人)がいました(笑)

ある意味すごいなと思いましたが、レッスン中は立ち続けていてくださいね。

バーにもたれかからない

不遜な態度に見えますので、やめましょう!

バーにも圧力がかかるので、良くないと思います。

ストレッチしない

先生に自分の話に集中していないと思われますよ!

ちょっとハムストリングスを伸ばしたり、足首を回すぐらいなら雰囲気によっては大丈夫かもしれませんが、本格的なストレッチはレッスン前などにおこなってください。

他の動きをしない

上記と同じですが、下手すると他の教室でのレッスンの振りを練習していると思われてしまいます。

周囲の人が見えやすいように気を配る

先生の話に集中するあまり、周囲の人の邪魔になっていることに気づいてない生徒(大人)がいました。

レッスンに夢中になるのはいいですが、周囲への気遣いも忘れないようにしてください!

最後に

先生によっては振り出し中に、生徒が突っ立ったまま聞いていると、怒る人もいました。

教える側としては、やはり自分の話に集中してもらいたいものですし、ぜひ先生の動きに合わせ真似して動いてみましょう。

振りの定着が早くなって上達の近道ですし、先生ともより良い人間関係が作れると思いますよ!

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