今回は大人バレエレッスンの初心者の方向けに真似ることの大事さをお伝えしようと思います。
前にこんなメールを頂きました。
バレエを始めて2ヶ月ぐらいたちますが、先生の出す振りの順番をなかなか覚えられません。
覚えられないので、結局まだ周りを見ながらやっている状態です。
でも、それだとどうしても音楽に遅れるし、しかも私は男性なので、あまりジロジロ見るのも周りの女性に悪い気もします。
この悩みも大人からバレエを始めた人には、典型的なバレエあるあるではないかと思います。
特に自分も男性で、怪しまれないように女性をじっとは見ないように気をつけているので、お気持ちよくわかります。
今回は、このメールにお返事する形でお話ししたいと思います。
<こんな人にオススメの記事>
◎先生が出す振りをなかなか覚えられない。
◎周りの人をずっと見ながらのレッスンをしている。
◎なかなかレッスンについていけず挫折しかけている。
バレエの大人初心者は、周りを見まくっていい!
結論から言うと・・・
いいんです!周りを見ながらで!
と言うか、周りを見てやってください!
最初のうちは見ないでやるなんて、絶対に無理ですから!
バレエはそんなに甘いものではありません!
回答は以上で終わりなんですが、これだけだと広がりがないんで深掘りしてコメントしますね。
そもそも初めは順番は間違ってもいいと思います。
もちろん間違わずにやるにこしたことはないし、いずれは正確に動けるようにならなければなりません。
が、大人バレエの初心者にとってレッスンは、車の運転に例えればいきなりマニュアル自動車に乗るようなものなので、まずは他の人の動きのモノマネでいいんです。
自分も初心者で始めた時は、前の人や斜めの人とかをガン見でしたよ(笑)
必死に振りを追うのに精一杯すぎて、周りの人を見続けて申し訳ないなんて思いもしませんでした・・・。
男性として、女性をジロジロと見てはどうかなとレッスン前は思いましたが、音楽が鳴り出したら、
そんなことを気にする余裕もなかったです!
でも、最初はガン見でも、次第に慣れていくうちにチラ見になり、いずれは自分でしっかり覚えて自己(ジコ)見で動けるようになるものですよ。
だから、初めのうちはどんどん周りを見てもいいし、見られる側も自分をお手本として見てくれているようで、そこまで悪い気はしないものです。
それに、入門クラスだとみんなも自分に必死なので、見られていることも気づいてないかもしれませんしね。
「学ぶことは、真似ること」
というし、最初は遠慮なく真似するところから頑張ってみましょう!
ガン見⇒チラ見⇒自己(ジコ)見
バレエレッスンには、顔の向きがあることを意識しよう!
ただし注意点があります。
最初はガン見でももいいと言いましたが、バレエは顔の向きが決まっており、これがセンターレッスンや実際の踊りの場になってくると、すごく重要なことになってきます。
顔の向きだけで踊りの良し悪しが決まると言っても過言でないぐらいです。
初心者のうちは、顔はほぼ真似する人のほうを見ていると思いますが、本当はこれはいけないことです。
体の動きに伴って、顔の動きも決まった形で連動して動くのがバレエです。
なので、足を順番通り動かすので精一杯な時は、顔のことなど気にすることはできませんが、少なくともバレエには顔の向きが決まっていることだけは、頭に入れておきましょう。
だんだんと余裕が出てきたら、顔の向きを考えて動いていければいいと思います。
最後に
顔の向きに限らず「引き上げ」「ターンアウト」・・・など他にも気にしないといけないことはたくさんあるのですが、大人バレエの初心者は、まず真似ることで学んでいくのがいいでしょう。
まず真似るだけでいいという考え方は賛否両論あるかと思いますが
最初からいろいろ考えすぎて何もできずに、バレエそのものを諦めてしまうよりは、まずモノマネでいいのでレッスンを続けてもらいたい
と個人的には思います。
「習うより慣れろ」
ともいいますし、段階を踏んで徐々にできるようになっていければいいので、頑張って周りの人の力を借りながらレッスンに取り組んでいきましょう!